25話 ページ26
草)「連れてきたでー」
「やっとっすか」
あ)「ゔっ…腹の調子が…っ」
草)「はいはい、はよう入り」
「よく連れ出したな、草薙さん」
「……」
何だこのゴロツキ。
え？？私、死ぬの？？
ヤンキーみたいな人達が、私をぐるりと囲む。
その様子を、小さな女の子がじっとみてた。
…お人形さんみたい。
草)「えー、お前らも知ってると思うが、Aちゃんや」
あ)「お、おじゃまします…」
「あぁん？」
消え入りそうな声で挨拶するも、ガンつけられた。
もういややわ！
やっぱり、十束さんを風邪引かせたのがさらにやばかったのかな。
そう思って、彼を探す。
十)「あー！ひっどいなぁ、昨日は逃げちゃったのに、草薙さんの時はくるんだー」
あ)「と、十束さん！…ん？あれ、風邪じゃ…？」
十)「ん？風邪？…あ、美味しそうな林檎だねぇ」
あ)「え、え？」
風邪じゃ、ない？
十束さんは昨日と同じで、ピンピンしていた。
むしろ、元気。
チラリと、草薙さんをみた。
草薙さんはニコォと笑って。
草)「あぁ、勘違いかもしれへんかったわ」
そう言った。
…騙された。
複雑な顔で彼を見る。
が、そんな事お構いなしに、私の肩に手を置いた。
草)「堪忍なぁ。ま、軽く自己紹介でもしますか。俺の事は、わかるか？」
あ)「あ、はい。草薙出雲さん」
草)「おぉ、そうや。アレもわかるな」
あ)「はい。十束多々良さん」
えらいえらい、なんて頭を撫でられた。
やめて頭揺らさないで。
草)「このボード持っとる奴が、八田美咲。で、こっちのふくよかなのは、鎌本力夫。それからーー」
一人ずつ、紹介される。
が。
自慢じゃなが、人の名前を覚えるのは苦手だ。
そんなにいっぺんには覚えられない。
草)「で、あそこに座ってはるのが」
あ)「…赤の王、周防尊」
周)「…んぁ？」
彼が、振り向いた。
目と目が合う。
燃えるような赤。
…焼き尽くしてしまいそう。
鎌)「てめぇ、尊さんを呼び捨てにしてんじゃねーぞ？あぁ？」
亀本だが、鎌本だが知らないが、彼が私を睨む。
だけど不思議と怖くなかった。
私は、彼、周防尊を見ていた。
いや、目を離せないでいた。
周)「…お前」
「…誰」
草)「おぉ、そや、Aちゃん、この子アンナや。
櫛名アンナ」
彼を見て、彼女をみた。
笑わない、美しい少女を。
手には何故か、赤いビー玉を持っていた
周防尊とはまた違うが、彼女にも、目が離せないでいた
彼女に近寄り、手をとる
あ)「よろしくね、アンナちゃん」
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なーこ(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます！ ゆっくり更新かもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (
レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
なーこ(プロフ) - ミリアさん» ありがとうございます！ 最近アニメKにハマったので、違ってたりするかもしれませんが、頑張ります！ (2018年7月22日 16時) (レス) id: bce89ec21f (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - アニメKに刀剣乱舞作品大好きで嬉しいです！！夢主達の今後の展開が凄く楽しみです。更新頑張って下さい。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: cd04157892 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く面白かったです!刀剣乱舞とアニメKは、どちらも凄く大好きで続きが楽しみです。これからも無理せず更新頑張ってください。 (2018年7月22日 15時) (レス) id: 673ec4ec31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2018年7月17日 21時
