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今日は、北斗が家にいない。
泊まりで映画の撮影をするらしい。
それは、仕事だから全然いいんだけど、この坊ちゃんがねずっと泣いてる。
何で泣いてるかはみんなわかるでしょ。
大我「うぅ〜グスン、北ﾋｯｸ斗は？」
菜々「今日は帰ってこないって言ってたじゃない」
そう、この泊まっていない日は1週間前から知っていたことだ。
でも、大我はこのざま。
どうしよう、大我はほんとに北斗がいないといけないからぁ。
菜々「大我、夜北斗に電話してもらおう」
菜々「それなら北斗に会えるでしょ？」
大我「ビデオ電話？」
そんなに首をコテンってされたらそうするしかないでしょうが。
菜々「ビデオ電話でいいよ」
大我「やったー、僕いい子で待ってる」
菜々「うん、今日のご飯何がいい？」
大我「オムライス！」
なんて目を輝かせながらリクエストしたからオムライスを作った。
大我「おいしー、トマト入ってる」
菜々「残さず食べてね」
大我「うん」
晩ごはんを食べ始めて１０分たったくらいの時。
北斗から電話がかかってきた。
北斗「もしもし」
菜々「大我ー北斗から電話」
大我はそれを聞いた瞬間飛んできた。
大我「北斗ー今何してるの？」
北斗「今、ご飯食べてる」
大我「僕も食べてるよ、菜々の作ったオムライス」
北斗「いいなー俺も、菜々のオムライス食べたい」
大我「いいでしょー」
菜々「北斗、無理言ってごめんね」
北斗「いいんだよ、明日お土産買って帰るから楽しみにしてろよ」
大我「うん、楽しみ」
菜々「ありがとう、仕事頑張って」
北斗「おう、菜々お願いがあるんだけど」
菜々「何、どうしたの？」
北斗が声を潜めていった。
北斗「大我が寝たらメールして、菜々と話したい」
菜々「わかった、また後で」
北斗「また後で」
ここで電話が切れた。
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作者名：なな | 作成日時：2022年5月23日 0時
