＃13 ページ13
これを北斗の所へ持っていくと少し息が上がり苦しそうな北斗が寝ていた。
北斗のおでこに手を当てるとさっき熱を測った時よりはるかに熱い。
こりゃ熱が上がってきたな。
どうしようか考えていると北斗が目を覚ました。
菜々「北斗、しんどい？」
北斗「うん、でもいい匂いする」
菜々「北斗の好きなうどん作ったけど食べれる？」
菜々「少し食べないと元気でないよ」
北斗「少しだけ食べう」
寝起きで呂律が回ってないから少し赤ちゃんみたい。
ここだけの話、めっちゃ可愛い。
北斗にうどんを食べさせて、薬を飲ませた。
菜々「北斗、私リビングいるからなんかあったら呼んで」
北斗「菜々ちゃん、ここにいて」
北斗「菜々ちゃんと一緒がいい」
菜々「そんなこと言ってると大我が拗ねるよ」
北斗「菜々ちゃんがいい」
菜々「そっか、そばにいるからゆっくり休みな」
北斗「ありがとう」
北斗はそういうとすぐに眠りについた。
それから、数時間後…
大我が稽古から帰ってきた。
しかも、両手に凄い量の買い物袋を持って。
菜々「どうしたの、その量」
大我「何がいるか分からなかったからいっぱい買ってきた」
菜々「そんなにいらないけど、ありがとう」
菜々「北斗の所行ってあげて、だいぶ元気になったよ」
大我「うん」
大我は、寝室に向かった。
そのタイミングで、マネージャーから電話がかかってきた。
マネ「北斗さんの体調どうですか？」
菜々「だいぶ良くなりました」
マネ「よかったです。スケジュールなんですが、菜々さんは明日昼から撮影になります」
マネ「北斗さんは、もう一日休んで体調が良ければ朝から撮影なので伝えてください」
菜々「分かりました。ありがとうございました」
マネ「では、失礼します」
この事、北斗に伝えなきゃ。
菜々「北斗〜、明日もう一日休んで行けそうなら次の日朝から撮影だって」
北斗「わかった、菜々ちゃんありがとう」
菜々「早く治してね」
それから、次の日には熱が下がって北斗は撮影に行った。
でも、私が北斗の風邪をもらって数日寝込んだのは内緒ね。
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作者名：なな | 作成日時：2022年5月23日 0時
