検索窓
今日:5 hit、昨日:6 hit、合計:39,022 hit

ページ35

『母さんが、遊園地で言ってくれた「またね」って言葉を信じてここまで来たんだよ…!!


なのにっ、…どーして、忘れたフリなんかするの…?

どーして、双葉と親子なんだよ



母さんは僕の母さんでしょ…?』


そう僕が聞くと話し出した


双葉とは双子の兄妹だったこと



忘れたフリをしたのは双葉には知られたくなかったからだと。


「ごめんなさいっ………」



何度も何度も謝る母さんに僕は抱きついた


『もう…いいから…』



母さんに辛い思いをさせていたのは僕だった



こんなにも追い込んで、



ほんとに、ごめん



そして、母さん言った



「もう二度と会うことはできない」と。




僕はわらって『うん。わかったよ。』




そう言った。


僕は決めたから。どんなに辛くても仮面をつけていくって。



だから、僕は母さんにできるだけの笑顔を見せた




『僕は大丈夫だから。双葉をよろしくね』




去っていく母さんの背中に僕は言った。




二度と振り返ることはなかった。



僕と母さんの関係はずっと前から終わっていたことに気づいた




そのあと、主治医の先生が病室に入ってきた




シーンとしている病室で先生は



「覚えてたんですね」



『盗み聞きなんてずるいですね』



先生のかおは少し歪んでいた



そんな先生は僕に言った



「じゃ、翔真くんはお母さんと同じことをしてるんだね」


と。




「お母さん翔真くんのために嘘をついた



翔真くんに幸せになって欲しかったと



でも、お母さんは幸せでしたか?




あの姿を見て幸せだったと思いますか?







どんなに関係が複雑であっても





家族ノカタチはそれぞれ違うのだから。」



と。


僕はその瞬間気づいたんだ







『今日はすこし、1人にしてください』




「……分かりました…」

。→←。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , 男主 , 家族
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

中島侑李(プロフ) - 完結おめでとうございます!この作品大好きで毎日の楽しみでした!もしよかったらなのですがJUMPのメンバーそれぞれが父親になって子育てをする作品を書いて頂きたいです! (2020年3月25日 0時) (レス) id: 1f8c90ab72 (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 続きをみたいです!待ってます! (2020年2月15日 18時) (レス) id: 022b55326f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:雪だるま | 作成日時:2020年2月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。