No.12 ページ13
*
手早く仕事を片付けながら
ふと、先程貰った蛇の置物に目をやる
そういえばAからものを貰うのは初めてだ
そしてよくよく考えたら私からも特に何も渡したことは無い
キリのいいところで仕事をやめて
今日は飲みにでも誘おうか
〜
「え?これからですか?」
『えぇ、もしよければ。』
仕事は夕食前に片付き
私はさっそくAの部屋を訪ねた
相変わらずAの部屋には薬草、漢方、ハーブ等が部屋に溢れかえっていた
「もちろん!ご一緒させてください!」
飲みに誘うとAは驚きはしたものの
迷うことなく返事をした
『明日も仕事ですから、程々にしておいてくださいね。』
「大丈夫ですよ!ささっ、行きましょ!」
ご機嫌なAに袖を軽く引っ張られ
私達は城下町のとある飲み屋へと足を運んだ
「ッらっしゃい!!
おう!Aちゃんじゃねぇか!」
「こんばんは、マスター。
飲みに来る時はいつもここなので顔覚えて貰っちゃえました。」
飲み屋に入るや否や威勢の良い声が私達を迎え
Aは迷うことなく席を選び手招きをした
一番奥のカウンター席
「あ、カウンターでもよかったですか?」
『えぇ、かまいませんよ。』
「ならよかった」と笑うとAはマスターにさっそく葡萄酒を頼んだ
私もとりあえず同じものを頼み、他愛もない話をAとしていると
「いやぁ!久しぶりに来てくれたと思ったら彼氏連れだなんて、オジサン妬いちゃうぜ!」
『なっ…!?』
「か、れし?」
この人はなんて爆弾を投下するんだ
けれども私はAの反応がなんだか気になってしまい
横目でAを見ると、気のせいだろうか
ほんの少し耳が赤くなっているのは
*
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ぴょん子(プロフ) - 紫陽花さん» そう言ってもらえると嬉しいです!更新頑張りますね! (2017年9月26日 7時) (レス) id: 319f5d20b4 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです!更新楽しみです頑張ってください!! (2017年9月26日 6時) (レス) id: 248dd46236 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん子(プロフ) - 声優2次元大好き!さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年9月12日 20時) (レス) id: 319f5d20b4 (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き! - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年9月12日 15時) (レス) id: 51b90ece6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴょん子 | 作成日時:2017年9月11日 22時