検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:6,471 hit

No.12 ページ13

*





手早く仕事を片付けながら
ふと、先程貰った蛇の置物に目をやる

そういえばAからものを貰うのは初めてだ
そしてよくよく考えたら私からも特に何も渡したことは無い


キリのいいところで仕事をやめて
今日は飲みにでも誘おうか








「え?これからですか?」


『えぇ、もしよければ。』



仕事は夕食前に片付き
私はさっそくAの部屋を訪ねた

相変わらずAの部屋には薬草、漢方、ハーブ等が部屋に溢れかえっていた



「もちろん!ご一緒させてください!」



飲みに誘うとAは驚きはしたものの
迷うことなく返事をした



『明日も仕事ですから、程々にしておいてくださいね。』


「大丈夫ですよ!ささっ、行きましょ!」



ご機嫌なAに袖を軽く引っ張られ
私達は城下町のとある飲み屋へと足を運んだ




「ッらっしゃい!!
おう!Aちゃんじゃねぇか!」


「こんばんは、マスター。
飲みに来る時はいつもここなので顔覚えて貰っちゃえました。」



飲み屋に入るや否や威勢の良い声が私達を迎え
Aは迷うことなく席を選び手招きをした

一番奥のカウンター席



「あ、カウンターでもよかったですか?」


『えぇ、かまいませんよ。』



「ならよかった」と笑うとAはマスターにさっそく葡萄酒を頼んだ
私もとりあえず同じものを頼み、他愛もない話をAとしていると



「いやぁ!久しぶりに来てくれたと思ったら彼氏連れだなんて、オジサン妬いちゃうぜ!」


『なっ…!?』

「か、れし?」



この人はなんて爆弾を投下するんだ
けれども私はAの反応がなんだか気になってしまい
横目でAを見ると、気のせいだろうか
ほんの少し耳が赤くなっているのは





*

No.13→←No.11



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
13人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぴょん子(プロフ) - 紫陽花さん» そう言ってもらえると嬉しいです!更新頑張りますね! (2017年9月26日 7時) (レス) id: 319f5d20b4 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花(プロフ) - めっちゃ面白くて好きです!更新楽しみです頑張ってください!! (2017年9月26日 6時) (レス) id: 248dd46236 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん子(プロフ) - 声優2次元大好き!さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年9月12日 20時) (レス) id: 319f5d20b4 (このIDを非表示/違反報告)
声優2次元大好き! - 更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年9月12日 15時) (レス) id: 51b90ece6b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぴょん子 | 作成日時:2017年9月11日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。