グレイス=フィールドの最年長 (ページ10)

今日:17 hit、昨日:0 hit、合計:4,068 hit

9話ページ10

Aside

今日は10月18日

エマ「外だー！！」

今日はなんだかとても元気がいい、体の不調がどこにもないなんて最近じゃなかった

レイ「さ、森の中行くぞ」

『そうね』

そして私たちは森の中で発信器の場所と壊し方について話す

ノーマン「どうする？切開して調べるにしても…」

エマ「バレるよね...」

レイ「かもな…個人の信号を特定できない、確認なしには位置がわからない、門や塀に近づいても通知一つしない」

『機能としては甘いけどなぜか埋めている。まぁつまり発信機さえ健在ならどこまでも追える自信があるのよ』

たとえこっそり門や塀を越えたとしても

壊れていない

ならば手の内

ノーマン「待って、それってもし通知をするなら発信器が壊れた時ってこと？」

『その可能性もあるけど…私自身14年も生きて通知なんてものを見たことがないからこれは実際にあればの話ね』

ノーマン「じゃあ壊すのはあくまで逃げる時」

エマ「えぇえ！！？でも、じゃあどうやって壊し方...!!!」

レイ「それなんだけど、この形と大きさ...ちょっと思い当たることがある。この件は俺に任せてくれないか」

『いいの？』

レイ「ああ」

ノーマン「レイが言うならじゃあ任せた。あとは全員を連れ出す方法」

『みんなママを信じきってるし、多分真実に耐えられないんじゃない？』

エマ「じゃあ嘘をついて連れ出すとかになるのかな...」

レイ「それと単純に能力的不足な、分かりやすく言えば足でまとい」

『う...』

エマ「レイ！！！」

私はきっとその足手まとい枠だろうな...これから少しずつ鬼ごっこ参加しよ

『まぁ、事実ね、運動が苦手な子もいるし0歳児もつれて行くならあの子たちは特に歩けない』

エマ「それについては考えた！考えがあるの...A姉も参加してね！」

『……ん？』

それから私たちの鬼ごっこを使った訓練が始まった