グレイス=フィールドの最年長 (ページ11)

今日:8 hit、昨日:15 hit、合計:4,188 hit

10話ページ11

Aside

その遊びのフリをした訓練、鬼ごっこも今日で9日が経った。私は参加できない日の方が多いけど

この鬼ごっこでは体の使い方はエマ、頭の使い方はノーマン、レイそして鬼側の思考などは私が

体力的には5歳児と変わらないんじゃないかってレベルでないけど私には頭があるからなんとか捕まらずにいけてる

『あ、エマとノーマン』ｾﾞｴｾﾞｪ

エマ「A姉...後ろ！」

緊張した表情のエマを見て振り返るとそこには

ニヤリと笑ったシスター・クローネがいた

クローネ「楽しそうね鬼ごっこ、私も混ぜて♡」

レイまでもが集められた。みんなと仲良くなりたいから鬼ごっこがしたいみたいだね...でも本当はおそらく私たちを知るためってとこかな

クローネ「制限時間は20分、私が鬼よみんな逃げ切ってね♡」

『ｾﾞｪ､ﾊｧ...』

エマ「大丈夫？」

ノーマン「この辺で一度止まってもよさそうだね」

『ごめんね、2回目の鬼ごっこなんか...初めてで』

ノーマン「まぁシスターの狙い年長者6人だろうからね」

『とにかく、この場を離れて別々に行動しましょ』

そういうと4人は別々に散った。正直に言うとシスターはやばかった...特に体力

でも関係ない...私はずっと、シスターの死角にいるだけだから...気づかない限り、追ってはこない

シスターはエマを追いかけていたが汗１つかいていなかった

そしてエマを捕まえたのかこちらへグルンと首の向きを変え、こちらへ向かってくる

『まずい...ばれたっ』

生存者残り3人

制限時間残り8分40秒