グレイス=フィールドの最年長 (ページ39)

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38話ページ39

Aside

ソンジュからブレスレットを渡されたがそれはまぁいい、状況を整理しましょう

取り決めから1000年二つの世界の行き来はないと言っていたがならなぜハウスにはあれだけの人間が作ったものがあるのか.....あれは鬼の文化等では無い

つまり道はあり、行き来できる

エマ「ミネルヴァさんに会いに行く、それで間違ってなかったんだ」

『でもさ、ミネルヴァさんの本って2015年ぐらいに出版されてるってことはその時代の人ってことだから、もう今生きてたら60歳とかにならない？生きてるのかな？』

レイ「.....ともかく会いに行かなきゃわかんないだろ、脱獄だ。鬼の世界から」

明日も早いと言われていたので私達も考えるのをやめ寝ることにした

次の日の朝、出口まで移動をしながら昨日の出来事を皆に話す

エマ「つまり私達が最終的に目指すのはこの世界から抜け出すこと」

アンナ「その方法を恐らくミネルヴァさんが知っている...」

『そいうことね』

ドン「鬼のいない世界があったんだな」

アンナ「思わぬ希望ね」

ナット「.....でも、そんなすんなりいくかな...」

ギルダ「確かに…そもそも無理だって言われたんでしょう？行き来はもうできない、それを含めて約束だって」

『私もエマもすんなり行くとは思っていないわ、まぁエマが言いたいことはつまり希望にかたちが見えてきたってこと』

エマ「うん、誰一人死なせない...またみんなで暮らす。笑って...一緒に...！そのための道が見えたんだ。なんだってする.....行こう皆で鬼のいない世界へ」

ギルダ「そのためにミネルヴァさんの元へってことね、ところで...エマ」

『鬼のいない世界の話もこれまでで.....ギルダがエマに言いたいことあるみたい』

エマ「？」

突然伝えたいことと言われて不思議そうな顔をするエマ

そして鬼のように怖い顔をするギルダ.....私そこまで怒りなとは言ってないけど、まぁエマにはいい刺激になるだろう

ギルダ「具合が悪なったら早よ言わんかい」

エマ「！！ギ.....ギルダ？」

ギルダ「いい？倒れるまで我慢とか絶対ダメ！」

エマ「うっ...」

『エマ、返事は？』

エマ「はいっ！」