グレイス=フィールドの最年長 (ページ4)

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3話ページ4

Aside

ドンが生き生きとこちらへ向かってくる。何かしら

ドン「ノーマンリベンジだ、2回戦やろうぜ！次、ノーマン以外全員鬼ってのどうよ」

レイ・A「『せこっ…』」

ノーマン「いいよ、捕まらないから」

『さらりと言ったし…ジェントルマンってノーマンのためにある言葉って感じね』

レイ「……A姉はノーマンがいいのか？」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

『ん？』

レイ「いや、なんでもない」

『……そう？』

ドン「後悔すんなよ！最後、絶対捕まえようぜコニー」

コニー「うん」

施設での暮らしは永遠じゃない

12歳になるまでには皆里親を手配され巣立っていく

それもまた決まり

私は特別……成績がいいから、グレイス=フィールドだから、、、

『コニー準備できた？』

コニー「お姉ちゃん！どうかな、服…」

『可愛いよ…施設を出てもリトルバーニーと一緒に頑張るんだよ』

コニー「うん！あのね、さっきみんなにも言ったんだけど、私大人になったらママみたいなお母さんになりたいんだ」

『……コニーならなれるよ』

私は、笑顔でそう伝えるしかなかった。

私は病弱な最年長、だけど施設の事を全て知ってる最年長でもある

私は飼育監、ママ候補、だから生かされてる。心臓が弱くて、チップを胸に入れられないから15歳まで生かされる

15歳になったら、私はママになるための訓練が始まる

医務室のベッドに寝ながらレイについて考える。確か今日はエマとノーマンに秘密を知ってもらうと言ってた

『成功するといいけど…』

そう思いながら私は床についた