グレイス=フィールドの最年長 (ページ12)

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11話ページ12

Aside

私がシスターに追いかけられているといつの間にか残りの2人、ノーマンとレイとも合流をした

『ﾊｧ...ﾊｧ...ｾﾞｪ...』

レイ「…」

レイは私たちに３手に分かれると指示をし、その通りに3人でバラけた

シスターの向かった先は

ノーマン

シスターがノーマンを追いかけた途端に私の足が限界を迎えその場に止まって座り込んでしまった

『ｾﾞｪ...ﾊｧ...た、体力がもう……』

レイ「大丈夫か？」

『レ、レイ...』

立ち上がろうとしたが立ち上がれなかったのでレイの肩を借りてシスターの元へ向かう

レイ「シスター」

クローネ「！？」

レイ「20分経過」

『「「俺／僕／私たちの勝ちだねシスター」」』

次の日私はもちろん体調が少し悪くなってしまったので今日はみんなの様子を見守るだけ

今日は隊列を組んでチームで逃げるみたい

私...昔より心臓強くなってる……

もしかして、私も脱獄、できるの...かな

ビビアン「お姉ちゃん」

『！？...ビビアン、鬼ごっこはどうしたの？』

ビビアン「お姉ちゃんと本読みたい！」

『……フフっいいわよ、さ、何を読む？』

ずっと...ずっとこの幸せが続いたらいいのに……

その日の夜、医務室で本を読んでいると誰かがノックをしてきた

『はぁい、どなた？』

ノーマン「僕だよ」

『ノーマン？どうぞ』

そこには深刻そうな顔をしたノーマンがいた

ノーマン「実は今日ギルダとドンを引き入れたんだ。人身売買と偽って」

『……本当のことを話さなかったのね』

ノーマン「...うん、あとスパイがいることがわかって」

『まぁ、それに関しては予想はしてたわ』

ノーマン「じゃあ、A姉さんはスパイを知ってるんだね」

『ええ、あなたが予想しているので間違いはないわ』

ノーマン「やっぱり...ねぇ、姉さんはどうしてハウスについて知ってるのに教えてくれないの」

『時が来たら...教えるわ』

ノーマン「そっか...ごめんね、夜遅くに」

『おやすみ、ノーマン』

ノーマン「うん、おやすみA姉さん」

お互いにハグをするとノーマンはそのまま医務室を出ていった