グレイス=フィールドの最年長 (ページ13)

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12話ページ13

Aside

今日も変わらずご飯を食べ、テストを受け、洗濯をし、鬼ごっこをした

話によると決行は残り9日後、11月10日に行うらしい

今日はノーマンがスパイを炙り出すと言っていた。上手くいくといいけど

シェリー「お姉ちゃんノーマンは？」

『ノーマンは...そうね、今はお話中、かな？』

シェリー「お話？」

『そう、だから今は私といようね〜』

シェリーとのおしゃべりも終わり、お風呂に入った

その帰りにノーマンと会ったが相変わらず深刻そうな顔

『ノーマン...』

ノーマン「内通者はレイだった」

『そう、じゃあそろそろ私も沢山情報をあげなきゃね』

ノーマン「！？」

バッと振り返り私の方を見る

『時がきた...のかしらね？いつかあなただけで医務室においで』

そう言って微笑み、私は医務室に向かった

次の日の夕方、3人は医務室にきた。私は今日は外へ出なかったから一日のことを聞いた

エマが内通者はレイだと知ったこと、ハウスには秘密の部屋があること

『そう...かなり進んだんじゃない？ね、レイ？』

レイ「まぁ...予定は大幅に狂ったがなんとか持ってこれた」

エマ「え、ん？ってことはA姉も...」

『内通者ではないけど、ハウスの秘密を知る者よ』

エマ「えぇ〜...まぁそのこと自体は知ってるけどまさか農園以外のことも知ってるとは……」

『まぁその話は置いといて』

エマ「...今探るべきことは外だね」

ノーマン「A姉さん...何か知ってない？ハウスの秘密知ってるんでしょ？」

『知ってるわ、実際に見たことあるもの』

「「「！！？」」」

エマ「え、私木の上から見たときに森が見えたことはわかるけど...塀の上に登ったってこと？いつ？え？あぇ？」

『私が12歳の誕生日にママと見てきたわ』

ノーマン「...どうだった？」

『塀の先は森よ』

エマ「やっぱり！」

『でも』

レイ「？」

『降りれない』

エマ「どういうこと？」

『とりあえず行ってみるといいわ、実際に見て、作戦を思いつきなさい』