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降「...おい、痛くないのか?」

『はい。そんなに...』

降「...残念だな」

『やっぱさっきのわざとですよね?』

唇の傷にガーゼを押し付けるも痛がらないAに
降谷はつまらなそうな顔をした。

一方Aは、至近距離の降谷の顔に心臓を
ドキドキと鳴らせていた。

ふいに目が合い、思わず視線をそらすと

降「動くな」

と顎を掴まれて顔を固定され、かぁぁと赤面する
A。

すると降谷がにやっとして言った。

降「...泊まっていくか?」

その言葉に 「は、はぁ?!」 と更に顔を赤くする
A。

『な、なな何言って...!』

降「冗談だ。終わったぞ」

『なっ!...あ...ありがとうございました...』

顔を俯かせてお礼を言うA。

降「まぁでもせっかくだし、何か食っていくか?」

降谷は救急箱を片付けながらAに聞いた。

『あの、降谷さん...』

降「なんだ?」

Aは赤い顔で降谷を見つめて言った。

『く、車で言ってた...守ってやるって...
ど、どういう意味ですか?』

降谷は一瞬ハッとし、顔を俯かせたが...

降「...そのままの意味だ。ダメダメな部下を
上司が守るのは当たり前だろ?」

いつものような調子で冷蔵庫を開けながら
言った降谷。

『...私...今回は迷惑かけちゃいましたけど...
次からは降谷さんの助けなしで任務を全うします
から...!』

降「どうだろうな」

フッと口角を上げる降谷にイラッとするAは
思い切って...。


『...いっときますけど私、降谷さんの事
好きですからね!』

突然の告白(しかも少し上から目線)に、思わず
固まる降谷。

降「...は?」

『れ、恋愛の意味でですからね...!』

降谷に何て言われるか怖くてギュッと服の裾を
握って俯くA。

しばらくして耳に入ってきた言葉は

降「...ありがとう」

だった。

『...はぁ』

やっぱ降られたか...とため息を零すA。

降「俺も同じ気持ちだ」

『...へっ?』

しかし二言目の言葉にAは素っ頓狂な声を
出した。

俺も同じって...

『それって...つまり...』

Aが聞くと降谷は少し顔を俯かせ言った。

降「...悪いが、俺からは言えない...」

*→←降谷零 * 想い



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みち - 43ページのジン可愛すぎかよ… (2019年5月1日 4時) (レス) id: 737d5e15b0 (このIDを非表示/違反報告)
レモーン(プロフ) - 音さん» 大丈夫ですよ! (2019年2月26日 3時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
- またまた続けてのコメントですみません...。 2回目にしたコメント字が抜けてました...。 私は修学旅行編はアニメで見した。 これ正しくはアニメで見ました。 でした。 すみませんでした...。 (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- また続けてのコメントですみません...。 作者さんにお聞きしたいことがあるのですが...。 作者さんとお話したいと思っているのですが...。 ここ以外でお話することって可能ですかね? (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
- 続けてのコメントですみません...。 私は修学旅行編はアニメで見した。 ここの小説ではこの修学旅行編を書いてる 人って居ないですよね? ここの小説でも読んでみたくて探しては みたのですが...。 いつかここでも読めたら良いですよね?...。 (2019年2月18日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2017年9月27日 23時

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