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『!』

新「なんでそこまで…もういいじゃないか
ねェ‼姉上‼」

男の子の呼びかけに歩みを止めるお姉さん。

妙「こんな道場護ったっていい事なんてなにもない
苦しいだけ…でもねェ私…捨てるのも苦しいの」

お姉さんは静かに柔らかい顔で言った。

妙「どうせどっちも苦しいなら私はそれを
護るために苦しみたいの」

...こんないい人を(ある意味)危険な所になんて
行かせられない。

『…っ』

借金取りに連れられてくお姉さんの後を追って、
メガネの肩を掴んだ。

「あ!?なんだまだ何か…」

『私も行く』

そう言うとぎょっとする周り。

妙「何を言ってるの!あなたは関係ない…」

新「...!?」

『モタモタしてると肩おりますけど』

そう言って肩を掴んでる手に力を込める。
実は夜兎のハーフだからね。ちょっとは強いよ。

「せ…せやな、見た目もわるーないし
ほなこいつも連れてくで」

お姉さんと一緒に黒い車に乗る。

そして窓から銀時に視線を送った。

車が発進する。

待ってるからね。来てくれるって賭けよう。
300円に賭けよ。

妙「ごめんなさい…あの白髪侍はともかく、
何も関係ないあなたまで巻き込んでしまって…」

『全然!私が勝手に来ただけだから気にしないで
下さい!』

妙「本当にごめんなさい。私志村妙って言います。
あなたは…Aちゃん、だったわよね?」

『はい!妙ちゃん!』

お互い自己紹介をしていろいろ話したら
割と、というかかなり気が合い盛り上がった。

「あんたら今からノーパンなるっちゅーのに
呑気やなァ はよ降りィ着いたで」

『…でかい船』

船の中へと誘導されて着物を渡された。
着がえろって事か…

『妙ちゃん可愛い〜!』

妙「Aちゃんこそ、似合ってるわよ」

なんだろう。非常事態なのにこの和気あいあいと
した感じ。

「ほな着替えたらまずは挨拶の練習や。
床に正座してそのまま手を前に出し礼をするんや」

簡単に言うと土下座ってことね。

「まずそっちの姉さんからな」

妙ちゃんはスッと前に出て言われた通りやった。

『…300円…』

早く来てよ〜…

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レモーン(プロフ) - レイン・スカーレットさん» 駄作者なんて!!!そんな事ないですよ!!!頑張りましょうね! (2017年12月13日 19時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・スカーレット(プロフ) - レモーンさん» わざわざこんな駄作者の作品を読んでくださったんですか!?しかも面白いだなんて( ;∀;)(感激)ありがとうございます!お互い頑張りましょう(=´∀`)人(´∀`=) (2017年12月11日 17時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
レモーン(プロフ) - レイン・スカーレットさん» ありがとうございます!作品読みました!とても面白かったです! (2017年12月11日 14時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・スカーレット(プロフ) - こういうの、脳内で考えたりしても書くのが大変で断念してたので嬉しかったです!これからも頑張ってください!ヽ(´▽`)/ (2017年12月10日 21時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2016年8月23日 23時

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