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「ちょっとそこのアナタ達!」

メガネのおばさんにライブ中にフラフラ歩くなと
注意された。

「L・O・V・E・お・つ・う‼」

おじさんの掛け声がここまで聞こえる。

おばさんはおじさんを見ると目を見開いた。

「アナタ…?」



会場の外。結局銀時に連れられて
外へ出されてしまった。見たかったのに...

銀「拗ねんなって ガムやるから」

『別に嬉しくないんだけど…』

少し先を見るとおじさんとおばさんが何やら
話してた。夫婦だったんだ...しかも子供が
お通ちゃん...

おばさんが席をたつと、銀時はスッとおじさんの
隣に座りガムを差し出した。

銀「まァ娘の晴れ舞台見るために脱獄なんざ
ガキみてーなバカじゃないとできねーが?」

「昔 約束しちまったんだよ…覚えてるわけねーよな 十三年も前の話だ」

おじさん…

「帰るわ バラ買ってくんのも忘れちまったし
…迷惑かけたな」

そこへ神楽ちゃんが走ってやってきた。

『天人⁉』

どうやら天人がライブ会場で暴れてるらしい。
早く行かないと大変な事に...!

『ってあれ、おじさんは…』

銀時の隣にいたはずのおじさんがいない。
まさか1人で…?

ダッと会場の入り口を開けると変な袋のマスク
かぶって気絶してるおじさん。

天人に立ち向かう新八君率いる寺門通親衛隊。

銀「さっさと片付けてけーるぞ」

銀時は木刀をもって天人に斬りかかった。
私も後に続いて天人に刀を振るう。

それほど大した天人ではなく
人手も多かったから倒すのに時間はかからな
かった。

そして目を覚ましたおじさんに銀時は小さな花束を渡した。

会場から出るとすぐおじさんも出てきた。

銀「よォ 涙のお別れはすんだか?」

「バカヤローお別れなんかじゃねェ
また必ず会いにくるさ…今度は胸張ってな」

おじさんは涙を流してそう言った。

警察に送り返して私と銀時は万事屋まで歩く。

新八君はお通ちゃんの会場にまだ残ってて
神楽ちゃんは酢昆布買いに行った。

『あの花 銀時が見つけたの?』

銀「さァな」

知らんぷりする銀時。格好つけやがって...

銀「オラ」

銀時の差し出した手にはよくあるクローバーの花。

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レモーン(プロフ) - レイン・スカーレットさん» 駄作者なんて!!!そんな事ないですよ!!!頑張りましょうね! (2017年12月13日 19時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・スカーレット(プロフ) - レモーンさん» わざわざこんな駄作者の作品を読んでくださったんですか!?しかも面白いだなんて( ;∀;)(感激)ありがとうございます!お互い頑張りましょう(=´∀`)人(´∀`=) (2017年12月11日 17時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)
レモーン(プロフ) - レイン・スカーレットさん» ありがとうございます!作品読みました!とても面白かったです! (2017年12月11日 14時) (レス) id: df95101de3 (このIDを非表示/違反報告)
レイン・スカーレット(プロフ) - こういうの、脳内で考えたりしても書くのが大変で断念してたので嬉しかったです!これからも頑張ってください!ヽ(´▽`)/ (2017年12月10日 21時) (レス) id: 3114554f3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レモーン | 作成日時:2016年8月23日 23時

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