3話 流星レッドの守沢千秋 ページ4
〜Aside〜
放課後、私は千秋がリーダーを務める『流星隊』のプロデュースをすることになった。
私の目の前を明るく話しながら早歩きで歩く千秋。
A「千秋………、この2年間で何があったの……………？」
千秋「………………………。」
そう尋ねると千秋は黙り込んでしまった。
千秋「俺は、ここに来てから変わろうと思ったんだ。」
さっきまでとは打って変わって弱々しい声で話し始めた千秋。
千秋「俺は、誰かをキチンと守れる様なヒーローになりたくてここへ来た。そして、流星隊へ入ったんだ。もう、二度と誰も失いたくないんだ。」
A「千秋…………。」
誰かをキチンと守れる様なヒーロー…………。
それは私達がなれなかったもの。
千秋「もう、俺はあのときの守沢千秋じゃない。流星レッドの守沢千秋だ。失望したか？A。」
あぁ………。
あの頃の千秋はもう…………。
”キュッ…………“
A「これからも私は千秋の側で千秋を応援してくよ。プロデューサーとして。」
千秋「そうか、ありがとうな。」
そう、フワリと微笑む千秋。
あぁ、きっとこの千秋の笑顔を知ってるのはこの学院で私達兄弟だけ何だろうな。
クラスメイトの前で見せていた明るい太陽の様な笑顔とは違う、千秋本来の笑顔。
防音練習室へ着いたらきっとクラスメイトの前と同じ様に『流星レッドの守沢千秋』に戻ってしまうのだろうな。
防音練習室へなんか永遠に着かなければいいと思ってしまった。
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Fine(プロフ) - 素晴らしい作品をありがとうございました……凄く感情移入しちゃって途中からずっと泣きながら読んでいました。頑張って乗り越えた千秋達にはもうずっと幸せに暮らしていってほしいです。本当にありがとうございました。 (2021年6月29日 23時) (
レス) id: f4f4fca585 (このIDを非表示/違反報告)
weasel(プロフ) - 最後の方とても感動して涙出てきました！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: f640e5d017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこと | 作成日時：2017年10月12日 16時
