15話 スイッチ ページ16
〜千秋side〜
家に帰る足がとても重たく感じる。
家に帰れば１人か、悪ければ父さんや母さんが居る。
千秋「………あれ？何でこんなところに………？」
気付けば路地裏に来ていた。
千秋「懐かしいな………………。」
２年前まではここで皆でつるんでいたな。
千秋「っ………。千春っ………………！」
あるはずなんてないのに、この場所に千春の温もりを感じた。
その場から俺は少しの間動けずに居た。
“ドンッ”
不良１「ってぇなぁ！！何すんだよ！！」
千秋「すみません。」
帰り道、ぶつかって来たのは、不良らしき４人組の１人だった。
不良３「「すみません」じゃねぇんだよ！！テメェ舐めてんのか？！あ"ぁ？！」
千秋「でも、ぶつかって来たのはそっちの方ですよね？」
不良１「っ！！生意気なっ！！」
“ガッ”
そう、顔を１発殴られた。
口の端が切れたのか、血が滲んでる。
このジンジンする痛み………………。
懐かしい………………………。
“ガッ ガッ”
不良２「何か言えや！！」
不良４「謝れよ！！」
何も言わない俺に業を煮やしたのか、更に顔を殴られた。
壁に頭も打ち付けられた。
千秋「っ………………！」
普段なら受け流せたはずだが、この日は余裕がなかった。
千秋「アイドルの顔を殴るとはいい度胸だな………………！」
その瞬間、俺の理性は切れた。
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Fine(プロフ) - 素晴らしい作品をありがとうございました……凄く感情移入しちゃって途中からずっと泣きながら読んでいました。頑張って乗り越えた千秋達にはもうずっと幸せに暮らしていってほしいです。本当にありがとうございました。 (2021年6月29日 23時) (
レス) id: f4f4fca585 (このIDを非表示/違反報告)
weasel(プロフ) - 最後の方とても感動して涙出てきました！ (2018年1月28日 0時) (レス) id: f640e5d017 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこと | 作成日時：2017年10月12日 16時
