検索窓
今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:84,326 hit

146話 ページ46

絵麻が梓さんと揉めてるのは私が原因
椿さんと梓さん。絵麻と梓さん
いつも私が原因で何かが起きてる
そんな私が自分の気持ちを言って楽していいの?私は...


「喧嘩はそこまで!」

「椿...」

痺れをきらした椿さんが二人の間に入る

「椿さん、私は今梓さんと話してるんです」

「ん、わかってる。けど二人で言い合ってても話は終わらないだろ?だから、Aをつれてきた☆」

「A!いつから居たの...」

『ごめん、最初から聞いてた』

「A、Aは梓さんのことをどう思ってるの!?」

梓さんのことを...

『兄妹だよ』

安心した様子の絵麻

「ほんとに兄妹としか思ってないの?」

椿さんが真剣な顔で私を見る

『...はい』

「じゃあ、梓の顔見て言ってよ」

『えっ...』

椿さんが私の手を引き梓さんの前に連れていく

「A、梓のこと兄妹って思ってるんだよな?じゃあ前みたいに俺達のこと振った時みたいに顔見て言ってやって」

目の前には梓さん

『わ、私達は兄妹です。だから...』

「わかった。もうAを困らせたくない。だから僕も諦めるよ。しつこくてごめんね」

無理して笑う梓さん。私が見たいのはそんな顔じゃない

『梓さん、まだ話は終わってないです!』

この場を去ろうとする梓さんの手を掴む




梓side

私達は兄妹...か。そんなことはわかってるよ。ぼくが一番...

彼女から改めて言われるとさすがに僕も堪えれないよ。早くこの場を去りたい
だけど僕の手を掴む震える手に逆らえない
これ以上に何を言うつもりなの?

『私達は兄妹...兄妹なんです。だけど...』

もう1つの震える手を椿が握る

椿は彼女が何を言おうとしてるのか知ってるのかな

『だけど...梓さんと居ると楽しいなって、もっと知りたいなって...でも最近は、梓さんのことを知れば知るほど苦しくなっきて...』

それは僕が最初の頃、キミに抱いてた感情と同じだ

『会いたいのに会いたくないって思ったり...梓さんの言葉にどう反応したらいいか分からないし...変なこと言って嫌われたらって思うと怖くなったり...色々複雑で、もう自分の気持ちが分からないんです』

もう、十分だよ...

「A...」

「あー!もう!それが好きってこと!」

「椿...」

『好き?私が梓さんを?』

147話→←145話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
456人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。