142話 ページ42
梓side
クリスマスイベントが終わった
予定より少し早く帰れそうだ
「梓ー、俺打ち上げ行くから先に帰っててー」
「打ち上げなら僕も...」
「梓は良いって。クリスマスなんだしAに会いたいだろー?」
それは椿だって同じでしょ
「それに、まだ誤解解けてないんだろ?」
「うん」
「あっ!俺の部屋にAへのプレゼントあるから渡しといてくれる?」
「わかった」
彼女に会いたいって思ってたら、こんなにスグに会えるとは思わなかったな...
「キミは何してたの?」
『イルミネーションが綺麗だなって写真撮ってました』
隣でイルミネーションを見る彼女
イルミネーションを楽しそうに見てるキミの方が...
「綺麗だよ」
『え?』
「イルミネーションも綺麗だけど、僕はイルミネーションを見てるキミの方が綺麗だと思ったんだ」
顔が赤くなっていく彼女。可愛いな
『絵麻が好きなのに、他の人にそんなこと言うんですね』
「あれは誤解なんだ。あの時、僕は絵麻に台本の読み合わせを頼んでて、その台本の台詞をキミが聞いてしまったんだ」
『椿さんも言ってました。台本の読み合わせだって...』
椿...
「僕が好きなのはキミだよ」
『それも台詞ですか?』
「そう思うなら確かてみる?僕の胸に手をあててみて」
言われるがまま僕の胸に手をあてる彼女
『ドキドキしてる...』
「そう口にされると恥ずかしいな」
ドキドキしないわけがない。キミに触れられているんだから
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アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時