136話 ページ36
気が付けばもう夜
ケーキを食べ終えて帰ろうとしたんだけど椿さんにゲームに誘われこんな時間に
絵麻とゲームすればいいのに
今頃二人は何してるんだろ
「もう夜かー。A明日早いんだっけ?泊まっていきなよ」
『えっ...』
確かにもう遅いしそれに仕事の疲れか眠い
「眠そうだね。俺の部屋で寝ちゃいなよ☆」
『えっ、ちょっと...!』
お姫様抱っこをされベッドに寝かされる
そして椿さんも横になる
強引だな、本当に
「ねぇ、梓が家に泊まったっての本当?」
梓さん言ったんだ
『はい、終電も終わってたので...』
「まだ終電あるけどキミ、男の部屋に泊まって何もないと思ってる?」
えっ、それって...
「なんてな。ごめん、キミを困らしたいわけじゃないから。ちょっと妬いただけ☆」
「でも、梓も男だぜ?気をつけておけよー。梓みたいのが草食系男子っていうんだからさ」
確かに椿さんとは真逆
「俺も眠くなってきたし寝よっか」
『はい』
椿さんに背を向け目を閉じる
何だろう。梓さんの時みたいに距離が近いのにドキドキはしない
なんなら少し落ち着く
「Aこっち向いて」
『何ですか?』
振り向くとスグ側に椿さんの顔
椿さん顔が近付いてくる
キス...されるのかな
と思えば額にされた
「顔真っ赤になった☆」
『もう、寝ますよ』
「かーいい...ねぇ、お兄ちゃんって呼んでよ」
『はい?』
「お兄ちゃんって呼んでくれたら寝るから」
はぁ...この人は本当に...
『お兄ちゃん』
「ん。ありがと」
優しく微笑み頭を撫でてくる椿さん
なんだか眠くなってきた
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アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時