134話 ページ34
梓さんが絵麻に告白してるのを見てしまった
ついてないな。告白するの何でまた今日なの
部屋に向かっていると今帰って来たであろう椿さんの姿
「お、Aおかえりー☆帰って来て1番に会えたのAとかラッキー...Aどうしたの?」
『えっ...何がですか?』
「泣いてるから...」
泣いてる?何で私泣いてるの?
涙を拭っても、どんどん出てくる
『なんで私...』
「A、何があったの?」
『何もないですよ...』
「何もないなら、そんなに泣かないだろ!」
何も言わない私を椿さんは優しく抱き締めた
『椿さん...離して下さい』
「嫌だ。キミが言うまで、泣き止むまでこのままだから」
何も言えない。だって私にも理由が分からないから
泣き止まない私を見かねて椿さんは私を自分の部屋に入れた
部屋に入っても椿さんは離してくれない
もう泣き疲れたよ
『椿さん...もう大丈夫ですから』
「そっか...お茶でも飲む?」
『はい...』
とりあえずお茶を飲んで落ち着こう
「どーぞ☆」
『ありがとうございます』
「で、何があったの?」
何があったって...
『どう言えばいいのか...』
「全部言ってみ?お兄ちゃんが聞いてやるからさ」
優しく笑いかけてくる椿さん
今だけ...その優しさに甘えていいですか?
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アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時