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129話 ページ29

梓side

兄弟とはいえ僕は男だ
好意を持っていることも知っている

なのに彼女は家にあげたかと思えば泊まっていけって...

確かに前に彼女に告白の返事された時
僕のことは兄弟、家族としてしか見てないと言われたけど...


「僕も1人の男なのにな...」


『あ!』

「どうしたの?」

突然彼女が大きな声をあげたからビックリした

『えっと...布団がないなって...』

えっ...あぁ。自分のしかないんだ

「大丈夫だよ。僕はソファーで寝るから」

『ダメです!それだと梓さんが風邪をひいてしまいます!私がソファーで寝ます!』

「キミがソファーで寝ると風邪ひいてしまうでしょ。それに自分の家なんだからベッドで寝て」

『でも、梓さんは声優だから風邪をひいたら声に影響が出てしまいます!』

キミは本当に...他の人の心配ばかりして...

『あ、じゃあ一緒にベッドで寝ましょう!』

はぁ!?キミ...正気なの...

「それはさすがに...」

『でも、これだとお互い風邪ひかないし...嫌ですか?』

「いや、嫌とかの問題じゃなくて...」

理性の問題というか...

『もう遅いし早く寝ないと...』

寝る準備を始める彼女
もう話を聞くつもりはないみたいだね...

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アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時

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