検索窓
今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:84,324 hit

127話 ページ27

「残念ながら、あそこのホテルは満員なんですよ」

「は?」

急に話しかけられ力が緩まったのと同時に
声のする方を見ると梓さん

「だから...ホテル満員なんで諦めましょうか?」

「何でお前に」

「諦めましょうか?」

「ひぃ!?諦めます!すいません!」

梓さんの黒い笑顔に怯えて彼は走り去っていった

「はぁ、大丈夫?」

『どうして梓さんがここに...』

「棗から連絡が来たんだよ」

『棗さん?どうして』

「...ほら、帰るよ。家まで送るよ」

それからは梓さんは無言だった




梓side

昼に棗から連絡が来た

[梓、今大丈夫か?]

「何?忙しいんだけど」

[Aが合コンに行った]

は?彼女が?

「どういうこと?棗何で止めなかったの」

それに、どうして僕に伝えるの

[止める必要ないだろ、あいつの意思だ。それにAにも出会いがあっても良いだろ]

「...彼女が心配じゃないの?」

[まぁ、酒さえ飲まなければ大丈夫だろ]

棗が思ってる以上に彼女は空きだらけだよ

[心配なら行けば良いだろ、◯◯◯って店だ。じゃあな]

「ちょっと!」

棗は自分が言いたいことだけ言って電話を切った。自分勝手だね

確かにAに彼氏が居ても可笑しくない年齢ではある。今まで出会いがなかっただけで
社会人になると色んな出会いもある

そんなこと分かっている
だけど気付けば足が動いていた

128話→←126話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
456人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。