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126話 ページ26

「朝日奈さん!」

『はい。なんですか?』

同僚の女の人が声をかけてきた

「今日、合コンでさ人数が足りてないの。お願い!来てくれない!?」

合コンってあんまりいいイメージないけど
同僚だし、断って会社の雰囲気を悪くなると棗さんに悪い

『いいですよ』

「ありがとう!じゃあまた後で」

みんな彼氏が欲しいのか...

「A、お酒だけは飲むなよ」

『わかってます』



あっという間に夜になった
合コンなんて初めてでどうしたらいいんだろう
それに断ることも出来ずお酒を飲んでしまった
棗さんに怒られるだろうな

軽く自己紹介をし夜ご飯
同僚は楽しそうに喋っている
私は人数合わせだし彼氏が欲しいわけじゃない
早く終わらないかな

時間潰しにトイレに行こう

「ねぇ、Aちゃん合コン初めて?」


トイレに行こうとすると同時に声をかけられる


『はい』

「僕もなんだ。人数合わせで来たけど楽しくないよね」

少し大人しい感じ梓さんに似ているかも

『そうですね』

「このまま帰っちゃう?みんな盛り上がってるしバレないよ」

『さすがにそれは...』

「みんなごめん!僕Aちゃんと先に帰るよ」

え?

「手出すの早いな〜!」

「うるさい!じゃあまたな〜」

彼はそう告げ私の手を引きながら店を後にした

これで帰れる。あのままだと日が変わってしまう

『あの、ありがとうございました』

「お礼ならさ...体で払ってよ」

『えっ...』

「本当に帰れると思ったの?残念」

私を壁に追い込む彼
さっきまでの彼と違う。怖い

私の手を掴み顔が迫ってくる

『や、やめ...んっ!?』

抵抗しても男の人の力に勝てるわけもなくキスをされる

「んっ...はぁ...」

気持ち悪い...合コンなんかくるんじゃなかった

「このまま、あそこ行こうか」

指を指す先にはホテル

『嫌だ!離して!』

「残念ながら、あそこのホテルは満員なんですよ」

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アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時

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