124話 ページ24
玄関までみんなに見送って貰い棗さんに支えて貰いながらの車に向かう
最後の最後に心配させちゃったな...
『わぁ!?』
「っと!大丈夫か?」
私はお酒が弱かったのかフラフラで棗さんに抱き付く形になってしまった
『すみません...』
「お前、お酒弱いみたいだから絶対飲むなよ」
『はぁい』
棗さんに注意されると仕事で怒られてるような感覚に思える
「何してるの」
声のする方を見ると仕事帰りの梓さん
「梓」
何してるのになるよね。私が棗さんに抱き付く形になっていたら
「棗、彼女を離して」
「それは無理だ。Aは__」
「良いから」
いつもの優しい梓さんじゃない
酔っている私でもわかる
だけど、その原因は私には分からない
「あ、A!まだ居て良かったー!」
「椿...」
「梓、Aに会えたんだなって、どうした?」
『あの...えっと...』
「A、これ酔い止め。雅兄が念のためにって」
「酔い止め?」
「そ、Aジュースとお酒間違えてさ〜」
『ありがとうございます』
「そっか...」
いつもの梓さんに戻っていく
「ほら、帰るぞ」
『はい、じゃあおやすみなさい』
「おやすみー☆」
手を振る椿さんと俯いた状態の梓さんに挨拶をし朝日奈家を出た
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アリス(プロフ) - イラスト描いて良いですか? (2018年12月19日 23時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
のん - とってもおもしろかったです!梓と主人公には幸せになって欲しいです!! (2018年5月13日 20時) (レス) id: 1a1dee6257 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2018年1月21日 1時