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A達が脱出ゲート前で待機しているだろう時に、私達は男子トークをしていた。
提案者はジョゼフで、ピアソンさんと私とジョゼフさんで輪っかになって話をした。
「えーっと、気になってたんだけど、イライ君はAにゾッコンなんだよね？」
ジョゼフさんの質問に私は頷いた。
「思ったんだけどさ、なんかAと接してる時と僕達と接してる時、
全然…、口調というか、テンションと表情ですら違うよね。」
「だからAに引かれるんだろ」
引かれるとか、Aは恥ずかしがってるだけだ。
「失礼ですね。好きな人とどうでもいい人の接し方の温度はそりゃあ違うでしょう？」
「おい、どうでもいい人て、それ俺ら以外にいうなよ。誰かは絶対怒るからな」
ピアソンさんがそう言うから、誰にも言わないことにした。
「いや、そうなんだけどさ？A好きにしても、愛が強すぎるっていうか…、
流石にストーカーとか、犯罪の域に踏み込んでないかい？」
そんなこと…、ストーカー…？
「あ、ストーカーで思い出しました。ジョゼフさん、対戦中に写真撮りましたよね？
撮ったAの写真を全て私に焼いてくれませんか？」
「お前、そういうところだぞ」
「わかったけど…、Aってイソップ君より後に荘園に来たよね？
恋に落ちるの早くない？しかも、イライ君って婚約者いるよね」
「婚約者は…、Aの二の次だ」
「えっ、最低かな？最低なのかな？」
「ジョゼフさんよぉ、もうイライの依存は手に負えないぞ。放っておけ」
「いやいやいや！Aを好きなのは別にいいけど、婚約者はどうなるのさ。」
「…どうにかする」
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作成日時：2019年8月6日 22時
