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「A！俺がチェイス変わるから、医師にでも治療してもらってくれー！」
「嘘でしょ！？ピアソンさん最高ですね！！ありがとうございます！！」
救世主はピアソンさんだった。ピアソンさんは上手いこと私とチェイスをかわって、
懐中電灯でジョゼフさんを気絶させようと試みていた。
なんだかなぁ、本当はイライさんの方がカッコいいかもしれないのに、
ピアソンさんがこんなにカッコよく思えるのなんでだろう…。
うん！取り敢えずエミリーさんに治療を求めるか！
イライさんもピアソンさんのチェイスに加担してるのか知らないけど、いないし、
今が集中するチャンスだ！私は取り敢えず暗号機に走って解読を進める。
後二個の暗号機を解読したら、中治りで回復できるし、今は解読に尽力を…！
暗号機を叩いたり、暗号機に入力をしたり、丁寧に作業を進めつつ、早く解読！
私が集中して解読をしていると、ピアソンさんが殴られたらしい、
ゴーンと重い鐘の音が響いた。ピアソンさんが二度目殴られて縛られたら困るし、
このタイミングで花火打ち上げるか。
それとも脱出ゲートの解読中にジョゼフさんの足止めをするか…。
でも、イライさんがピアソンさんを守ってくれると思うし、ここは中治りで対処しよう！
私はエミリーさんが解読し終わったみたいで、残り一つの暗号機を解読寸止めにして、
チャットに「暗号機寸止め完了！」と送り、タイミングをよんで、中治りを発動！
「A、逃げましょう！」
丁度通りすがったエミリーさんに声をかけられた。
「はい！打ち上げ花火はどうしましょうか！」
「二人のうちどちらかが殴られたら、花火を上げて欲しいわ！」
「はい！取り敢えず脱出ゲートの解読をします！」
「頼んだわ！」
私とエミリーさんは脱出ゲートに向かって、脱出ゲートを開けるべく解読を始めた。
「それにしても、Aは解読早いわね…」
「集中して丁寧にやるような事は得意なんですよ！」
「あ、もうゲートが開くわね」
解読完了。脱出ゲートが開いた。
でも、私とエミリーさんはイライさんとピアソンさんを待った。
「殴られてるわけじゃないらしいし、チェイス中かしら？」
「打ち上げ花火をあげて、こっちの脱出ゲートにさえ来てくれればいいんですけど…」
「それにしても、二人でチェイス？違うわよね？どっちか一人は逃げれるはずなのに。」
確かにそうだ。どうしたんだろうか…？
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作成日時：2019年8月6日 22時
