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何となく予感はしていたが、保健室へ行こうと立ち上がる時監督生はよろけてしまった。
それを見たエペルに「監督生サンどうぞ」とおんぶをする際のポーズをされたが、流石に身長差があるためジャックに頼んだ。ジャックの背中に乗った瞬間……というか所々で俺寝ちゃっていた気がする。
「おら、着いたぞ」
「ん゛〜〜……」
「ほら監督生、僕らは次の授業始まってしまうから……」
付き添いで来ていたデュースがそう言って監督生を持ち上げようとする。
しかし、その時既に監督生は夢の中。すよすよと寝息を立てる監督生に、デュースは後退りをした。
「気持ちよく寝ている監督生に手を出すのはなんだか……」
「おい、嫌な言い方やめろよ……」
保健医からベッドに降ろすよう頼まれ、デュースがやっと監督生をジャックから離そうとした時のことだった。
「……監督生、力強いな」
「……さっきから薄々感じていたが……」
今の監督生は、まるで駄々をこねる赤ん坊。
ジャックから監督生を剥がすのですら戸惑う二人は、エースが遅いと呼びに来るまで監督生から離れられなかった。
---
「……やっと起きたか」
目が覚めて、まず目に入ったのが褐色肌に耳が着いたロン毛の人。えっと、誰だろう。俺のいるベッドに腰を掛けているが、この人と話したことなど身に覚えがない。
なら、なんで？
「おい、ジャック、ラギー。
コイツをオンボロ寮まで運べ」
「えっと、どなたですk」
「シシシ、レオナさんったら心配性っスね〜」
「すまんな、監督生。
この人達は俺だけで止めることはできねぇ……」
いや、名前を名乗ってくれよ……！！
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Ray - この小説を読むと暖かくて優しい気持ちになれるので大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月17日 0時) (
レス) @page39 id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
筆跡(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます！私は監督生くんの年齢と離れているため、実際の口調と合っているか分かりませんでしたが 同年代の方にそう言っていただけて幸いです！これからも頑張りますー！ (2022年8月8日 22時) (レス) id: defeff8d6b (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 初コメ失礼します！前からこのお話は読ませて頂いております！！最新話、とても面白かったです。男主くんに年が近いのか親近感わきます、、、、、。英語がわからないのは辛いですよね、。これからもお体に気をつけて、頑張ってください！応援してます！ (2022年8月7日 21時) (レス) @page39 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
筆跡(プロフ) - おいさん» コメントありがとうございます！あそこは私も書きながら笑っていました(笑) 更新頑張ります！ (2022年1月30日 3時) (レス) id: defeff8d6b (このIDを非表示/違反報告)
おい(プロフ) - 最後みんなの心配さにホワッとして笑っちゃいました！笑 これからも更新楽しみにしてます！ (2022年1月29日 23時) (レス) @page37 id: cdba16656d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筆跡 | 作成日時：2022年1月13日 7時
