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ハーツラビュル寮の皆に別れを告げ、鏡を抜ける。最初は意味のわからなかった行動だったが、仕組みを理解したからこそ今ではもう慣れ、お手の物だった。
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「？ あれ、あの人またいる……」
高い身長に、目立つそのツノ。
あれは遠目からでもわかる。美形だ。
イデアさん同様学園で見かけることはなく、見かけるとしたら今日みたいな夜、たまに現れるくらいだった。
ちなみに俺はあの人のことをレアpkmnと呼んでいる。仲間にしたいとは思わないが、こうやってあの美しい人を影から見守るのはどこぞやの主人公になった気分に浸れて、妄想が膨らむ。
「こんばんは〜〜……」
ささっと、また軽く会釈をしながら隣を抜ける。今日もつき刺さる視線が痛くて、やっぱり挨拶をしない方がいいのか？と感じたりもする。が、俺の元いた世界の校長先生が『会話は挨拶あってのもの』と言っていたから挨拶は大事なのだ。
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突然ですが、俺は今モストロラウンジという店？に来ています。さかながいっぱいいてきれいです！はなまる！
……ではなく、見た目がそっくりな双子と思われる二人に連れ去られ、現在ここにいます。
本当にあれはびっくりした。わりとまじで漏らすかと思ったし。
「ど〜お、小エビちゃん。それ、美味い？」
「あっ、めっちゃ美味いです！」
「監督生さん、こちらのキノコパスタも是非」
「今いただきますね！
……あの、でも俺、お金もってなくて……」
「気にしなくていいよぉ。
アズールが全部負担してくれるってぇ」
「いやそれは流石に申し訳ないというか……」
「ア゛？」
「なんでもないです、ウワーーこれ美味しいな！」
「そぉ？よかったぁ」
なんだこれ、俺脅されてんの？
目的を言われず、ただただ無言で運ばれてくる料理と表情が豊かな双子に挟まれながら、監督生は皿を平らげた。
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Ray - この小説を読むと暖かくて優しい気持ちになれるので大好きです！これからも更新頑張ってください！ (2022年8月17日 0時) (
レス) @page39 id: aecf2fd8ab (このIDを非表示/違反報告)
筆跡(プロフ) - レモンさん» コメントありがとうございます！私は監督生くんの年齢と離れているため、実際の口調と合っているか分かりませんでしたが 同年代の方にそう言っていただけて幸いです！これからも頑張りますー！ (2022年8月8日 22時) (レス) id: defeff8d6b (このIDを非表示/違反報告)
レモン - 初コメ失礼します！前からこのお話は読ませて頂いております！！最新話、とても面白かったです。男主くんに年が近いのか親近感わきます、、、、、。英語がわからないのは辛いですよね、。これからもお体に気をつけて、頑張ってください！応援してます！ (2022年8月7日 21時) (レス) @page39 id: 069557edb4 (このIDを非表示/違反報告)
筆跡(プロフ) - おいさん» コメントありがとうございます！あそこは私も書きながら笑っていました(笑) 更新頑張ります！ (2022年1月30日 3時) (レス) id: defeff8d6b (このIDを非表示/違反報告)
おい(プロフ) - 最後みんなの心配さにホワッとして笑っちゃいました！笑 これからも更新楽しみにしてます！ (2022年1月29日 23時) (レス) @page37 id: cdba16656d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：筆跡 | 作成日時：2022年1月13日 7時
