検索窓
今日:23 hit、昨日:54 hit、合計:721,063 hit

氷の造形魔法 ページ8

グレイ side





「そうか?」


Aに俺の魔法を好きだと言われ、顔が緩む。



そして、俺は力を手に込めてじわじわと氷を作った。

出来上がってきたそれは、妖精の尻尾の紋章。




「わぁ!!」

「氷の魔法さ」

「氷ってアンタ、似合わないわね」

「ほっとけっての」



ルーシィは、考え込むと

氷!火!…あ、だからアンタたち仲悪いのね!!

と余計なことを口走る。




「そうだったのか?」

「どうでもいいだろ!? そんな事ァ」





エルザの前で仲が悪いは禁句だっつの。




『私の、魔法は今回の仕事での…お楽しみね、ルーシィ。』

「その状態じゃ使えないものね」





俺は息苦しそうにしているAに声をかけた。


「あんま無理して喋んじゃねぇぞ?」

『グレイ…ありがとう。』


そう言うと俺の上着の裾をぎゅっと握しめる。





あー、やっべ///

不謹慎だけどめちゃくちゃ可愛いな!! こいつ。




Aが自分からこんな風に甘えることは

少ないため破壊力倍増だ。





「エルザー!

グレイがAを見て鼻の下伸ばしてるよー」



「ばッ!!ちげえよ!///」


「やらしっ!」

「私のAに手を出すとはいい度胸だな、グレイ。」




ハッピーめ!余計なこと言いやがって!!!



おかげでエルザの視線が強烈に痛い。



「つ、つーか

そろそろ本題に入ろうぜ!」

俺はとっさに話を変えた。





*

鉄の森→←乗り物酔い



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (199 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
655人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆうの | 作成日時:2014年1月29日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。