妖精の姫【FAIRY TAIL】 (ページ13)

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人混みページ13

あなた side

オシバナ駅に着いた私たち。

(( みなさん！お下がりください、ここは危険です！

ただ今列車の脱線事故により駅へは入れません ))

煙の上がった駅に対し、その周辺は大混雑だ。

「脱線？」

「いや…テロらしいよ」

駅員のアナウンスにざわめく人たち。

((内部の安全が確保されるまで駅は封鎖します！))

私たちは人混みを掻き分けて中へと進んでいく。

『…ちょ、…わっ！』

ナツのように人酔いはしてないので無事なのだが、

あまりの人の多さに押し潰されそうになる。

やばい、皆が見えなくなっちゃう…！

と思った瞬間

『っ？！』

…誰かが私の手を握った。

「ホント危なかっしいな。」

『ご、ごめん。ありがと…//』

その手はグレイのもので、

握りながらまた駅に向かって歩き出す。

「駅内の様子は？」

やっと駅の手前まで出ると

先についたらしいエルが駅員に質問を投げかけていた。

「な…何だね君!!」

すると、エルザが頭突きを食らわす。

「駅内の様子は？」

「は？」

…ゴッ

「駅内の様子は？」

「ひっ」

同じことを淡々と繰り返すエル。

駅員は目に恐怖の色を浮かべていた。

「即答する人しかいらないって事なのね」

「だんだんわかってきたろ？」

グレイとルーシィはその光景に冷や汗をかく。

『…エル、とりあえず中に行こう？(苦笑)』

私は、犠牲者をこれ以上出さぬようエルに話しかけた。

「あぁ、そうだな」

そうして、駅内へと急ぐ５人とハッピー。

「「!!!」」

ホームらしき場所に出ると、

軽く５０は超えるだろうと思われる

鉄の森のギルドメンバーたちが待ち構えていた。

「やはり来たな妖精の尻尾」

「な…なに、この数…」

「待ってたぜぇ」

エリゴールらしき、リーダー各の男が

私たちを見下ろし口角を上げる。

「貴様がエリゴールだな」

そう言い相手を睨むエルはいつもより何倍も怖い。

「ナツ起きてっ!!!仕事よ」

「無理だよっ!! 列車、魔導四輪、ルーシィ、３コンボだ」

ルーシィは、こんな空気の中にも関わらず

「私は乗り物か！」とハッピーにツッコミを入れた。

ルーシィのツッコミはどんな場所でも健全なのね(笑)

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