406話(一トド) ページ6
トド松sind
三途の川？って川を渡った先は、天国だった。
空は飛べるし、前の世界では不可能だった能力を使えたり。
夢の国だった。
｢てか、チョロ松、一松は？｣
そう。
この世界には、チョロ松も一松も居ないんだ。
いや、いるんだけど
悪魔だったり、天使だったり、マフィアだったり
なんか、派生？のチョロ松、一松しかいない。
｢あれ？トド松じゃん。｣
｢あ…チョ…ロ松。｣
目の前には、緑のシャツを着たチョロ松。
多分、マフィアだ。
｢なんだよ。死んだんだから、この世界の俺たちと仲良くならないとだろ。｣
え？死んだ？！
つまり、ここは死後の世界？！
｢死んだって？何？｣
チョロ松の後ろから、紫のシャツを着た一松が焦った顔をしていた。
それで、ブラックホールみたいな場所を覗いて
｢チョロ松！トド松、死んでないのに三途の川渡っちゃったみたいだよ！ホラ。兄弟が焦ってる！｣
と言った。
｢あ…。｣
｢お前…どうするんだよ。｣
｢ぼくらは、トド松を庇って先に死んじゃったから。このブラックホールで、様子を見てたんだ。そしたら、いきなり、別世界のぼくとチョロ松が現れて。｣
｢｢顔青ざめて、焦ってるとか。気絶しただけで三途の川渡っちゃっダメじゃないか(だろ)！｣｣
｢ごめんなさい。｣
あー。どうしよう…。
｢言っとくけど、１回こっち来たら帰れないからな。｣
｢うん…。｣
諦めるしかない…。
そう思った時、下から声が聞こえたんだ。
二人の声が。
確か、下は三途の川があったはず。
じゃあ、あの三途の川の手前の岸まで迎えに？
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作者名：星野夜空&ダメネコ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2019年10月4日 19時
