４９話 ページ1
Aside
宮川くんのちょっとしたミスで私の歌声がリビングに響いた。それにいち早く反応したのは本人である私ではなく、96猫さんで。
96「わしも好きなんだ！青い鳥もフォローしててね、呟き楽しみにしてる！」
嬉しい。素直に喜びたいけど喜べない。だって調子のってるって思われるし、何より宮川兄妹が目をパチクリさせてるから。
私はスマホを起動させて、自分のアカウントを見る。さっき確かめたけど案の定、アプリは使えた。画面はヒビが入りまくりだけど。
指を切らないように気をつけながらスクロールすればありましたよ。96猫さんと天月さん。そういえばこの２人がフォローしてからフォロワー増えたっけ。
天「持って来たよ〜。救急箱とパソコン」
自分のケガすっかり忘れてた。あ、思い出したら痛いわ。
天「治療しながらでごめんね。何でパソコンが必要だったの？」
消毒液を綿に異常に付けながら聞かれた。待って、絶対染みるじゃん。というか絞ってない雑巾みたいになってるじゃん。
『それは……すみません。言えないです』
言えない！だってちょっと前に調べたとき、歌い手の中でも超有名人じゃん！ムリムリ、私の豆腐メンタルはそこまで固くない。
天「そっか」
『？！ったい！ちょ、ギブですギブです！』
天「ダメだって。血、固まってるし」
この人……ナチュラルサイコパスか！？それとも単なるドＳ的な人！？
耐えること数十分、私の露出している腕は半分以上白になった。あと切れてる足も。シマウマかよ私は。
時計を見ると、あと少しで９時になりそうになっていた。そろそろ本格的にヤバいぞ……！
『あ、あの！別の部屋借りても宜しいでしょうか！？』
天「あぁ、そこの角を右に曲がれば客室スペースだから」
客室って……。どんだけ広いんだこの家！私の家もバカみたいに広いけどさ！私は用意して貰ってて、この人は多分自分のお金でしょ！？ヤバい、普通にヤバい。
そう思ってても、ちゃんと人の好意には甘える私はちゃっかりしてると思う。
『ありがとうございます！あ、出来れば部屋には入ってもらわないで欲しいんですが……』
天「ん。りょーかい」
よし、そうと決まればダッシュだぜ！走ろうとした瞬間、
み「A姉ちゃん、パソコン！せっかく借りたのに忘れてるって！」
葵「もっと言うとそれクッションだよ！」
『……すみません』
泣きそうになりました。4人には笑われるし、何より体中暑い。恥ずかしい……！
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如月裕翔(プロフ) - このお話おもしろ！！友達なりたいです！でも申請の仕方がわからないので申請してくれると助かります！あと、ためおけですかね？こっちはためおけです！ (2020年1月13日 1時) (
レス) id: 364751019e (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - このお話とっても読み応えがあってすごく好きです。良ければお友達になってくれませんか？頼んでおいて申し訳ないのですが、申請の仕方が分からないので申請して頂けると嬉しいです。 (2019年9月28日 14時) (レス) id: dc5a620aef (このIDを非表示/違反報告)
らむね(*^▽^) - サツマイモ組で腹かかえて笑ったwwww (2019年9月25日 0時) (レス) id: 2553d8a9dd (このIDを非表示/違反報告)
松野霊夢 - 友達になって下さい、でも友達申請ってどうするんですか？ (2019年9月8日 21時) (レス) id: 30f8667df4 (このIDを非表示/違反報告)
花松 - 友達になってください (2019年8月19日 12時) (レス) id: db133532e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：三鈴 | 作成日時：2018年2月5日 19時
