1話《モヤモヤ》 ページ3
A:side
初めてスザクがユーフェミア様の騎士になったと聞いた時は嬉しかった
あのユーフェミア様の騎士なんて凄い事だもん
『スザク!おめでとう!!』
ス「ありがとう、騎士の仕事で中々Aと一緒に居られないけどごめんね」
『全然大丈夫!それが君の仕事だし!』
全然大丈夫なんかじゃなかった
ずっとユーフェミア様と一緒にいて、楽しそうに2人で笑って苦しかった
『スザク…今週の土曜日デートしに行かない?』
ス「あっごめん…土曜日はユフィと遊びに行く約束をしていて…」
『そっか…』
仕事なら仕方ないって思ってた
でも遊びに行くからってデートの誘いを断られた時はショックだった
彼女の特権ってこんなちっちゃいんだって思っちゃった
ル「A最近元気ないぞ大丈夫か?」
『大丈夫だよ!』
ルルは小さい頃から仲良しだった男の子
色々あって離れ離れになったんだけど、ここ、アッシュフォード学園でまた出逢えたから仲良くしている、私の数少ない友達だ
彼は私が元気ないことにすぐに気づいた鋭い子
『それよりルル今度映画行こ?スザクに断られちゃってさ〜笑』
ル「俺は別にいいが…」
『じゃ!決まりね!』
そしてルルと映画館に行く日になって、映画に行った
そしたらスザクとユーフェミア様もいてた
モヤモヤした
だって抱き合ってたんだから____
『ッ…ごめんルル…私から誘ったのにあれだけど、帰るね!体調悪くなっちゃった!』
ル「ちょ、待てっ!」
ルルの言葉を無視して無我夢中で走った
あの二人が抱き合ってたのをまた思い出し涙が出た
次の日学校でスザクに会いたくなくて、その日は休んだ
もし会ったら泣くと思うから
ピ-ンポ-ン
いきなりインターホンがなり、玄関を開けるとそこには____
ル「Aちょっといいか?」
『ルル…ごめん体調悪くて…だから帰ってくれない?』
今はひとりになりたかった
だからルル、帰って
ル「お願いだ入れてくれ」
そう言われて私は渋々ルルを家に入れた_____
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作者名:K.K. | 作成日時:2024年2月3日 6時