第二十話 ページ25
『鬼?』
莉「あぁ、そうだ」
信乃が散歩に行き数十分後
迷子になったという信乃を迎えに荘介が出ていき
二人だけになったAと莉芳。
『鬼なぁ…』
そう呟くと、突然、Aの横に漆黒の狼…黒が実体化した。
黒[…鬼はヒト、ヒトは鬼]
『黒…?』
黒[鬼はヒトが作るもの、ヒトのココロが作るものだ。
ヒトの闇に巣食い、ココロの闇に生まれるもの。ヒトが増えれば闇も増え、鬼も増える]
莉「…」
『いきなりなに言ってんだよ…』
黒[鬼とはそういうものだ。]
『無視かお前』
莉「それが…実体化した黒狼か」
『あぁ
…あ、莉芳は実体化したのを見るのは初めてなのか。』
莉「思ったより小さいな」
黒[貴様の犬神と一緒にするな]
フンッと鼻を鳴らし、Aの隣にまるくなる黒。
その時、従業員のお姉さんがテラスへと来た。
「あ…ら…里見様!?
すみませんっいらしてたんですか!?私ったら全然気が付かなくって…
お…女将呼んできます!」
莉「いや、構わない」
莉芳が「彼等が戻ってきたらすぐ屋敷へ戻る」と言うと
彼女は「小さい子まだ帰ってなかったんですか!?」と驚いていた。
『さっき迎えに出たから大丈夫ですよ』
「え!?何時の間に…」
莉「そういえば、朱雀門に鬼が出るそうだな。お前も夜は気を付けた方がいい」
「ああ、よくご存知ですね。でもあれはもう心配ないんです。」
『?そうなんですか?』
そう聞くと、お姉さんは「はい!」と答え
鬼が笙月院の坊主が捕まえたらしいというのを教えてくれた。
莉「ほぉ…?」
『…』
黒[…]
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ユウ(プロフ) - これからどうなるか楽しみです、更新頑張ってください。 (2016年7月18日 19時) (レス) id: cb3c3b9b5b (このIDを非表示/違反報告)
緋桜(プロフ) - とても面白かったです♪更新頑張ってください(o´罒`o) (2015年7月16日 19時) (レス) id: eb15f18390 (このIDを非表示/違反報告)
しー - はじめまして!八犬伝が好きで読ませていただいてます。とても面白くて、ハマってしまいました!更新楽しみにしています! (2014年7月27日 21時) (レス) id: c72d9a9167 (このIDを非表示/違反報告)
紳士(仮) - 更新がんばて下さい。応援してます...それと、この作品好きです (2014年4月11日 19時) (レス) id: c0cc1e52ee (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - この小説面白いです!八犬伝が好きでハマっています(●^−^●)蒼カッコいい♪更新の再開待ってます! (2013年11月28日 17時) (携帯から) (レス) id: 5825e14575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼院 ツバサ | 作成日時:2013年8月1日 13時