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「あんなに練習させたのに、
元気だな〜あいつら」
宿泊するホテルの夕食バイキング。
席へと向かう途中、
騒ぐ部員達に山田がそんな事を言った。
「そうだね」
あの時、カッコイイなんて
思ったことが嘘のように
あれ以来、彼のことを
かっこいいと思ったことなんてない。
「ってか、
なんで隣?」
「悪いか?」
「悪くはないけど…」
「あっ、大ちゃん!
こっち〜」
山田が大きく手を振ると
呆れたように笑いながらやってくる
「相変わらず、仲がいいな」
「よくないですよ」
「とかいって〜笑」
そう言って、私の向かいの席に
座った有岡先生。
「なんで、大ちゃんは
大木の向かいに座るんだよ」
「なに、山田。
寂しいの?」
「そういうわけじゃねぇけど…」
明らかに不機嫌な山田に
先生と2人、笑い合った。
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作者名:MEG | 作成日時:2019年8月18日 23時