霧崎第一怪異危機脱出？！【2】

episode24★仕掛けられた罠 ページ7

その頃、家庭科室では…







花「チッ…飲み物ぐらいしかねぇな」






冷蔵庫を漁って見るが、バターなどの

調味料などはあるが…





放課後であるからにして、




…授業で材料などは使い切ってしまって、



当然の事ながら何も無い




花宮達も、その事を失念していた。







流石に、この状況だ仕方あるまい







瀬「何も無いよりは、マシだな…

部活用に用意していたドリンク類が

あっただけ、良かったな」






他にも何かないか、一応探索する






山「おい、こんなモンあったぞ！」





今「なんや？腕輪？」






山「なんか…サソリを琥珀に閉じ込めた、

アクセサリーっす…」






山崎の手にあったのは、

蠍のブレスレットだった。








瀬「ただの誰かの忘れ物か…？」






花「それとも、何かの手がかりか…」








今「まぁ、今考えても仕方あらへん、とりま

持っていけるもんは、持って戻ろうや…」




そう今吉が提案し、





お茶が4本、スポドリ3本、牛乳が1本


完全な余り物だが無いよりはマシだと…









それらを持って、家庭科室を出る。









花「…」





山「どうした？、花宮？」






黙って廊下を見る花宮を、不審に思い


山崎が先頭に立つ、その先には


何の変哲もない、スクール鞄があった。






今「なんや、またこのパターンか…？」






最初に、本が落ちていた時と

同じパターンだった。







瀬「何が、入ってるんだ…？」







確認しようと、瀬戸が鞄を拾い上げる。









その瞬間、





…その先の廊下に、








大きな口に鋭い牙を持った、


禍々しい異形のモノが突然現れた。









仕掛けられた罠

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