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episode35★眩しい光 ページ19

そこには優しそうな


母親の顔があった。









「…悲しみが深かったんですね」








「貴女みたいな優しい子に

育つ筈のあの子ッ…

あの理不尽な男の所為デェッ」




優しそうな母親の顔が

一気に般若の様な顔に様変わり



まとう雰囲気が嫌なモノに


変わる





「ッ…」





「憎いニクいニクい…何故

あの子がぁあっ!」





花「(人1)何が起こっているんだ」






「女の人が悲しくて…憎いってッ

悪霊みたいになってて…」







私にできる事は何なんだろう






「あぁアぁアァあ!!」






彼女が、いきなり襲ってきて


私の腕を掴む







「っ…!」



一瞬痛みが走るが






【パリンッ】




しかし、蠍のブレスレットから

光が溢れて、琥珀が砕け散り








「ぅ…ううっ…」





光に吹き飛ばされた


彼女は弱々しく呻く









「…貴女まで関係ない人間に危害を

加えるなら、貴方はあの男と

同じだよ!貴女はあの苦しみを

誰よりも分かっているのに!!」






何故か私の目から涙が零れる






「う…あぁっ!」








「…大切な人が傷つく

その苦しみを知っているのは

貴女じゃないのッ!!」








「ワタシハ…私は…」








「貴女はここにいるべき

人じゃない…あの世で

きっと貴女の子供が待ってるよ

だから、心安らかに…」







何の根拠もないが…

そうであって欲しいと願う









「ごめんなさい…

そして、ありがとう…」







そう言って、彼女は





少し安心したような顔をして





儚く消えていった。



















山「な、何が起こったんだよ!」




原「ザキうるさいし…空気読めよ」


古「…同感」



瀬「…終わったみたいだな」



今「話はついたみたいやな?」






花「ったく、無茶しやがって」




そう言って花宮くんに、どつかれる




どうやらザキ以外は、私の話しで

事の顛末を理解したようだ






「これで…元に戻れるのかな」




それの返事かのように



辺りが、光に飲まれる。









眩しい光

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針宮(プロフ) - 椿☆さん» 指摘ありがとうございます(^_^)なおしますね! (2014年8月18日 1時) (レス) id: a2a5ab0bbb (このIDを非表示/違反報告)
椿☆(プロフ) - 31の所で、青峰の事が出てきますが、堀内マイではなく、堀内マコではないでしょうか? (2014年7月13日 7時) (レス) id: 63e5586329 (このIDを非表示/違反報告)
針宮(プロフ) - みづよさん» おやすみなさい(≧∇≦) (2014年5月26日 23時) (レス) id: 1c29c961ac (このIDを非表示/違反報告)
みづよ(プロフ) - はいwwおやすみぃ〜(ニコニコ (2014年5月26日 23時) (レス) id: af9e64c050 (このIDを非表示/違反報告)
針宮(プロフ) - みづよさん» 元気っすねww私今日まだ一睡もしてないから寝落ちします(>_<)また、連絡まってるスよ(シャララww (2014年5月26日 23時) (レス) id: 1c29c961ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:針宮 | 作成日時:2014年5月18日 13時

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