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プロローグ ページ1

梅雨の夜。
生暖かい風と共に濃い血の臭いが鼻腔をを擽った。体に染み込んだ濃い鉄の臭い。いつもは気にならないそれが、今日は強く鼻を刺激した。
殺戮の後、我が身に纒わり付く風に気を回す時にはもう、心身ともに狂わされている。殺傷への罪の意識も、死体特有の独特な空気に酔うこともない。
なんてことは無い、真選組1番隊隊長の日常だ。
それが、どうして今日は気になってしまうのか。
十名ほどの隊士を背に率い、沖田は目の前に転がる死体を静かに見下ろした。隊服は愚か、刀や靴にも何処にも朱はない。
死体からスッと視線を上げる。
そこには月光の元、血濡れの刀を手に、童児がたった一人立っていた。

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 男装
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沖田ファン - プロフィールの高杉晋助の漢字が違いますので、訂正お願いします。 (2019年3月2日 15時) (レス) id: a06ab380f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:霜夜 椿 | 作成日時:2018年4月8日 9時

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