働き始めたバーで絡まれる話�� ページ6
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慣れた様子でマスターがそう言うと
男はガラ悪く舌打ちをして足を組んだ。
Aはカウンターからそれを見て苦笑いすると
マスターの肩を叩いて接客を代わった。
「いらっしゃいませ。
お飲み物はお決まりですか??」
「1番高ぇヤツでいいよ。
アンタがここ座ってくれんならさ。」
「ありがとうございます。
ウィスキーはいかがですか。
飲み方はストレートがおすすめですけど。」
「じゃあそれで。」
「かしこまりました。お待ち下さい。」
カウンターに戻ってウィスキーを
用意するAにマスターは小さく耳打ちした。
「奥に行っていても構いませんよ??」
「いつもだったらそうしますけど
みんな頼れる人ばっかりだから大丈夫です。
あんまり酷いようだったら、お願いしますね??」
Aはカウンターに座る4人を見て微笑んだ。
もう既に機嫌が悪くなりつつある蘭は
それはいい笑顔で頷いた。
「任せろー。」
「兄ちゃんキレて店壊すなよ。」
「その時は綺麗に直しゃいいんだよ!!」
「アンタら絶対暴れたことあんだろ…」
ドヤ顔でそう言った本田に竜胆は頭を抑えた。
Aはウィスキーとナッツを
持ってテーブルに置きに行った。
「お待たせしました。」
男は上機嫌そうにウィスキーを飲むと
Aを眺めながらゴチャゴチャと話しかけた。
Aも笑みを浮かべたまま、それに答えていた。
「Aさん、少しいいですか??」
「はーい。」
マスターに呼ばれて背中を向けたAの
手首を掴んだ男は、グッとその手を引き寄せた。
「ねぇ仕事何時まで??
俺待ってるからさ、この後付き合ってよ。」
「お客さま、それは…」
さすがにAが首を振ると立ち上がって
更に体を寄せてきた。
「おいおい、兄ちゃんその辺にしとけよ??」
「はぁ??」
カウンターのイスを回してこちらを見ながら
そう言う篠崎に男は眉を寄せた。
「うっせぇな。オッサンは黙ってろよ。」
「お前こそ粋がんなよ、クソガキ。」
本田も人が悪そうに笑った。
「んだとっ…」
「そのコは俺らのオアシスなんだよ。
一見さんがそんな雑に扱っていいような
安い女のコじゃねぇんだよ。」
「それに兄ちゃん、死ぬほど運が悪ぃな。
よりにもよって今日はそのコの
怖ーい彼氏が来てんだわ。」
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むちょ - とってもとってもとっても素敵なお話でした！！一気に読んでしまいました('ω')3人で幸せでとっても良きでした！ (12月14日 17時) (
レス) @page2 id: a1b97b3e35 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けると嬉しいです(◍•ᴗ•◍)わたしも書きながらニヤニヤしてます笑 (2023年2月20日 5時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです‼️ニヤニヤしながら読んじゃいました！ (2023年2月19日 1時) (レス) @page19 id: ac76470a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年1月19日 17時
