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「お兄さん、一緒に飲んでもいいー??」
竜胆は行きつけのバーで声を掛けられダルそうに振り返ると、そこにいた女の姿に頭に雷が落ちたような気がした。
何事もなかったようにカウンターの隣のイスを引いた竜胆は女を見やる。
「…おー、座れよ。」
「ありがとう。」
女は竜胆の隣にスルリと座るとビールを頼んだ。
「わたしAって言うの。お兄さんは??」
「竜胆。」
「素敵な名前だね。」
そう言って笑ったAは少し幼く見えて竜胆はふっと笑った。
Aの前にグラスが置かれたのを見て、自分のグラスを差し出した。
「乾杯。」
「乾杯ー。」
カチンとグラスをぶつけてAはビールをおいしそうに呷った。
「…飲みっぷりいいな。」
「喉乾いてたの。今一発ヤッてきたとこだから。」
「…は??」
「それがホントしょうもない男でさー、
聞いてくれる??竜胆くん。」
そう言って体ごとこちらに向けたAに竜胆は思わず待ったをかけた。
「いや、ちょっと待って。
俺今さ、Aのこと結構タイプで持って
帰っちゃおうかなーくらいには思ってたから
そういうのマジで、今言わないで。」
「えー…聞いてほしかったのに。」
少しだけ口を尖らせてそう言うAに竜胆は声を上げて笑った。
「お前、その顔と性格のギャップ激しすぎね??」
「それよく言われるー。
見た目に騙されたわ、クズ女って。」
「つかもう振り切ってるよな。
そんくらいの方が付き合いやすいけど。」
「わたしも竜胆くんみたいな
タイプは付き合いやすいねー。」
Aもビールをもう1杯頼んで人懐っこく笑った。
「見た目に騙されたわって酷いよね??
この顔だからこういう子だろうって勝手に
期待したのそっちじゃんて感じなんですけど。」
「まぁ俺も勝手に期待しちゃったクチだからな。」
「ご期待に添えず申し訳ございませんでした。」
Aはスンとした顔でそう言うと頭を下げた。
「酒飲むには最高じゃね??つか俺今でも
全然A持って帰りたいけど。」
「もういっそ明け透けで清々する。
竜胆くんえっち上手そうだよねー。」
「下手ではねぇと思うけど。俺とヤッてみる??」
「うん、ヤッてみるー。もう少し飲んだらね。」
「マジか。ウケる。」
手を叩いて笑った竜胆は幼く見えて、Aも目尻を細めて笑った。
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
