HAPPY BIRTHDAY RAN�� ページ13
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笑ってラッピングを開ける蘭をイザナに
抱っこされた永遠はうきうきと眺めた。
「お、ネクタイだ。」
「かっこいいパパににあうむらさきなの!!」
「大事に使うなー。」
やさしく頭を撫でた。
「じゃあみんな揃ったから先に蘭くんに
ケーキのろうそく消してもらおうかな。」
「兄ちゃん、このケーキ
Aと永遠が作ったんだぜ。」
「は??俺の嫁と娘、天才かよ。」
真顔でそう言う蘭に笑い声が響く。
「永遠ちゃん、誕生日のお歌お願いね。」
「はーい!!」
元気に返事をした永遠は歌い出す。
Aはろうそくに火を点けると手を叩いてやる。
みんなも一緒になって手を叩き
歌が終わると蘭はろうそくを吹き消した。
「パパおめでとうー!!」
「永遠はケーキ食べちゃう??」
「たべたい!!」
「切ってくるね。」
キッチンでケーキを人数分に切り分けると、
1切れを更に乗せて永遠の前に置いてやる。
ひと口食べるとほっぺを
抑えてしあわせそうに笑った。
「おいしい…」
永遠がケーキを食べるのを見て
みんな穏やかに笑う。
お腹が膨れて眠くなった永遠に
歯磨きをさせると、寝かしつけた。
その間、声を落として話すあたりは
すっかり大人になったようだ。
すやすやと眠りについた枕元に
お気に入りのくまのぬいぐるみを置くと、
リビングに戻る。
蘭の隣に座るとそっと腰を抱き寄せられた。
イザナはニヤリと口端を上げると蘭の肩を叩く。
「おい蘭、今日1番の
誕生日プレゼント欲しくねぇ??」
「今日は永遠が
大好きって言ってくれたからさー…
何か十分かも。
もちろん大将たちのプレゼントも
うれしかったけど、何かジーンとしたわ。」
そう言って目を閉じた蘭に
イザナはAへと視線を向ける。
ケーキを取りにキッチンに向かった
竜胆もその様子を眺める。
「えー…どうしよ。
今日1番のサプライズなんだけどな…」
「…え??」
首を傾げる蘭にAは手帳を1冊握らせた。
「…母子健康手帳??」
「そうなの。
実は2人目が出来ててね…
一昨日わかったばっかりなの。」
「マジで…??」
蘭はAの顔を正面から見つめると、
下腹部に視線を向ける。
そっとやさしくお腹を撫でる。
「ここに、いんのか…」
パンパンッとクラッカーを鳴らした
3人も改めてお祝いを口にして、
Aと永遠の作ったケーキを食べた。
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YUMi(プロフ) - キクラゲさん» キクラゲちゃん、早速コメントありがとう!!ラストスパート頑張るね(｡•̀ᴗ-)✧ (5月22日 17時) (
レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - うわーついに続編！待ってた！ゆっくりでいいから頑張ってね！ もう、50話から涙出てきた;; (5月22日 17時) (レス) @page1 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年5月22日 16時
