二つ目、不思議な出会い ページ4
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少女がいた場所は死との隣り合わせの地区だった。血を見ない日は無かった。
頭のおかしい奴らが多く。鈍器や刀、身を守る物を持っていない者は死ぬと断言出来るほどであった。
ある日、刀で人を
そしてその日にまた不思議な夢を見た。
初めて出会った時より雨は弱まっていたが、少女には話す気力が無かった。初めての人殺しに
てるてる男は何も言わず手を上げた。いつの日かヘマをして叩かれた事を思い出し、ビクリと震え、痛みに耐える為に目をギュッと閉じたが痛みは来ず頭に温もりがあった。
「・・・えっ」
無意識に強く握っていた
「・・・ボクはキミに拾われてからズッと見ていた
キミの哀しみも苦しみも分かる
名を呼んで、そうすればボクはキミと一心同体になれる」
「あ、あなたの名前は?」
「ボクは──」
てるてる男の名を聞く前に雨は強くなり聞き取れない。
「ねぇ!?なんて名前なの?!」
大声で訊いても雨が強く聞き取れない。
「ボクはき─」
後、一文字の言葉が聞き取れない。雨は更に強くなり上を向く事が出来ない。
「・・・はっ!」
目が覚めるとまた外は雨が降っていた。
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yui - いいお話ですね!頑張ってください! (2019年11月28日 0時) (レス) id: a956401359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2018年11月4日 3時