四十四粒目の雨 ページ47
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数日後、座鏡の前で髪を整えると立ち上がり刀掛けから斬魄刀を取り出し、腰に差すと。表情を引き締め、前を向く。
「雨鬼、今までごめんね。友を斬る覚悟を決めた。もう決して揺るがない」
独り言のように呟いた言葉に応えるように僅かに斬魄刀が揺れた。
いつも通りの生活をしていると五つの霊圧が消える感じがした。
“彼ら帰ったね”
「うん、少し寂しいけどすぐに会えるよ」
“・・・そうだね、彼にも・・・ね”
「・・・・・・・・・」
“ゴメン、意地悪言っちゃった”
「別にいいよ、確かに惣右介にも会える。けどそれが最後の斬り合いになるかもしれないから雨鬼も惣右介の斬魄刀と最後の会話になるかも」
“それは悲しいね、けどそれはそれで終わりさ”
「意外と雨鬼も冷酷だね」
“そりゃあ、非情と言われているキミの斬魄刀だからね”
「非情の死神に冷酷な斬魄刀か・・・有名になるかもね」
既に有名なのはAは知らない。周りに興味が無いAには噂も当然耳に入らない。
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それが例え仲間であっても。
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水無月(プロフ) - 凪さん» ありがとうございます!少し弱気になっていましたが周りのおかげで立ち直る彼女を書く事が出来て良かったです。続編もぜひ楽しんでください!! (2019年3月18日 21時) (レス) id: d9fcb2d7ae (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 「漫ろ雨には傘を」完結お疲れ様です!後半では元気になった夢主を見ることができて楽しかったです。続編も頑張ってください! (2019年3月18日 20時) (レス) id: bdcdacdab6 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 凪さん» ありがとうございます!お待たせしてしまい申し訳ないです。これからも頑張りますので楽しんでください!! (2019年2月5日 16時) (レス) id: d9fcb2d7ae (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 更新お疲れ様です!ずっと楽しみにしてたので本当に嬉しいです。これからも頑張ってください (2019年2月4日 14時) (レス) id: bdcdacdab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2018年12月8日 5時