十八粒目の雨 ページ20
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“対話”が出来るようになったのは真央霊術院に入学して教師にコツを教えてもらってから、“同調”は元からしており、“具象化”はいつの間にかしていて、“屈伏”は元からしていた。
生まれた瞬間から雨鬼はAに“同調”し、“屈伏”していたのだ。しかし、卍解は誰も見た事がない。だから周りは始解しか出来ないと勝手に思っているのだ。“具象化”をしている姿を見せたのは今回が初めて。
初めて見る雨鬼に夜一の本能は危険だと無意識に感じていた。Aと話す時は優しく穏やかな声だが、夜一や一護に顔を向けるとフードの中は真っ暗で見えないのに睨んでいるように感じる。
こんなにも主人にベタ惚れな斬魄刀を夜一は知らない。
「何か一護に助言をやってはくれんか」
「助言ですか･･･そうですね、まずは己の力で戦わなければ。斬魄刀にばかり頼っていると簡単に死んでしまう」
一護に向かって聞こえるように声を張ると聞こえたのか一瞬こちらを見るが、すぐに斬月が斬り掛かるのでほんの一瞬だったが聞こえたのだと確認出来た。
「夜一さん、一護の邪魔はしないので少し空間を借りても良いですか？」
「別によいが･･･何をする気じゃ？」
「少し雨鬼と遊ぼうかと思いまして」
近くの刀をお互い地面から抜くと構え、睨み合う。ピリピリとした感覚に自然と口角が上がる。
ガキンと刀がぶつかり合うが一護のようにすぐ折れたりはしなかった。続いて二撃、三撃と攻撃するが刀は傷付きもせず、欠けたりもしていない。
「今日は仕舞いじゃ」
「分かりました、雨鬼もありがとね」
「ううん、また明日もやり合おうね」
雨鬼が言い終わると刀を地面に刺したまま、消えた。夜一と一護を見ると一護は目を丸くしていた。
「すげーな、斑目からは聞いてたけどあんなに強いとは思わなかったぜ･･･」
「ははっ、あれくらいで強いなんて言っちゃいけないよ。じゃあ、明日は本当の強さを見せてあげるよ」
ニコニコと笑っているAに一護は顔を引き
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水無月(プロフ) - 凪さん» ありがとうございます！少し弱気になっていましたが周りのおかげで立ち直る彼女を書く事が出来て良かったです。続編もぜひ楽しんでください！！ (2019年3月18日 21時) (
レス) id: d9fcb2d7ae (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 「漫ろ雨には傘を」完結お疲れ様です！後半では元気になった夢主を見ることができて楽しかったです。続編も頑張ってください！ (2019年3月18日 20時) (レス) id: bdcdacdab6 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 凪さん» ありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ないです。これからも頑張りますので楽しんでください！！ (2019年2月5日 16時) (レス) id: d9fcb2d7ae (このIDを非表示/違反報告)
凪 - 更新お疲れ様です！ずっと楽しみにしてたので本当に嬉しいです。これからも頑張ってください (2019年2月4日 14時) (レス) id: bdcdacdab6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水無月 | 作成日時：2018年12月8日 5時
