>人形が十一つ ページ13
撫子side
私は今、鏡花ちゃんと一緒に今日爆発させる、電車の中にいた。
「大丈夫?」
さっきからうつむいている鏡花ちゃんに、声をかけてみた。
「うん。大丈夫。」
そう入っているものの、やはり怖いのか、私の手をギュッと掴んでいる。
龍君の命令は、鏡花に爆弾をまもらせ、そして爆発させる。
鏡花は、死ぬことになる。
多分、鏡花も死ぬことを覚悟している。
でも、鏡花には生きて欲しい。
絶対に助ける。
そう心に決めた。
そして、梶井さんの放送が流れる。
「頑張ろうか、鏡花。」
「うん。撫子、多分今日、私は死ぬ。」
「………………………うん。」
「今まで、ありがとう。撫子がいてくれたから、ポートマフィアでも少し、楽しめた。感謝してもしきれない。」
「どう、いたしまして…。」
涙が出そうになったが、我慢した。
泣く必要はない。私が助けるから。
それから人虎が来て、鏡花に勝った。
爆弾の解除するボタンを押せと言った。
これで、鏡花が助かるのでは。
そう思った自分を、ぶん殴りたいと思った。
そのボタンが、爆弾のスイッチをいれるものだったから。
「鏡花!!!!!!!!」
「早く爆弾を「間に合わない!!」」
人虎を押して、電車の出入り口に立った。
その時、鏡花が何をしたいのかが分かった。
「私の名前は泉鏡花。六月で35人殺した。最後に殺したのは、三人の親子。夜叉白雪が、三人の首を斬った。もうこれ以上、殺したくない!!!!!」
そう言って、電車から飛び降りた。
「鏡花!!!!!!」
私と人虎は鏡花を追うように、電車から飛び降りる。
人虎が爆弾を壊し、私が鏡花を抱きしめる。
そして、私達三人は川に落ちた。
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あけましておめでとうございます!
これからも、この『ポートマフィアの日本人形』をよろしくお願いいたします。
そして、私は文豪ストレイドッグスの小説やマンガを持っていないため、セリフなどは実際と違っています。
すみません!!
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(名前)武朱(プロフ) - 教えて下さり、ありがとうございます! (2016年12月31日 10時) (レス) id: 32365c4322 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野(プロフ) - オリフラはずしてくださいね〜 (2016年12月30日 23時) (レス) id: 95fdc49fea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルイ | 作成日時:2016年12月30日 22時