ポートマフィアの教育官。番外編。 (ページ2)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:1,605 hit

1．私の部屋は。② ページ2

no-side

｢来たぞ＿＿＿っては？なんで手前らがいんだよ｣

そこには＿＿＿＿＿

｢お疲れ様です。中也さん｣

遊撃隊の一人＿樋口一葉。

｢中也さんも呼ばれたんすか｣

十人長＿立原道造。

｢…｣

同じく十人長＿銀。

｢やぁ、元気そうで何より｣

百人長＿広津。

｢お、おう……遊撃隊がいるってことは芥川は何処だ？｣

一番知ってそうな樋口に聞く。

すると歯切れ悪そうに言った。

｢えぇと……この部屋は汚すぎだって言ってトイレに篭っています｣

｢あぁ、確かに汚すぎだな、これは｣

中也は重いため息をついた。

机には書類が散乱。床からは本の木か、とでも言うように高く積み上がったのが何本か。そして＿＿＿

｢どっかの連中にやられたのか？｣

椅子が横になっていたり。

すると樋口と立原がすぐさま解説した。

｢私も、教えて貰った期間があるので分かります。

椅子が転がっているのは取っ組み合いです。1日、高見さんと暮らしている中、どこかで高見さんが襲うんです｣

｢こりゃあ、飯食ってる時に襲われたな｣

哀れな目で立原は椅子を見る。

中也に至っては｢まじかよ鬼畜か｣という顔だった。

｢俺も少しは教わったが……昔より厳しくねぇか？｣

何も返事が来なかった。

『うぉぉ！！ひーちゃん達来てくれたか！！』

｢お前遅ぇぞ｣

『うるさいねぇ、今教えている弟子がよそ見してたからついでに素振り100回させてたんだよ』

皆黙った。