己は何者か、は。 ページ17
中島side
「止めるんだ敦くん!良く見ろ!」
「っえ…?」
ヘラヘラとした口調じゃない太宰さんの声に、僕は覚める。
気づいてしまった僕は「っぁあ」と情けない声を出す。
違う、春野さんとナオミさんが可笑しくなったんじゃない。
___"僕"が可笑しかったんだ。
ナオミさん達は僕から離れる。
違うんだ、違うんだ、違うんだ、違うんだ!
「ぼ、僕は何も…ただ、守ろうとし、て……僕は………」
__何が違う?__
また"彼奴"が話しかけてくる。
__力に呑まれ、他者を害する__
__何も変わって居らん__
「違う!僕はただ皆を守ろうと…」
"彼奴"に向かって叫ぶ。
違う。
僕にも、助ける力があるとわかったから。
__けど、"彼奴"はそれを否定してくる。
「やめろぉおぉぉぉ!!」
何も考えずに砕く。
砕く、砕く、砕く、砕く、砕く、砕く、砕いて
「これで判ったか?己が何者かを」
目の前で、"狗"が僕を見下ろしながら言った。
ーーーーー
お久しぶりです!MANA☆です!
えー期末の結果を簡潔に言うと___はい!無理!
占ツクは国語の勉強だと思ってます。
そのおかげで、国語は高得点(物語で補った)でした。やっったぁぁ!
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作者名:MANA☆ | 作成日時:2024年2月12日 11時