5.巻き込まれはごめんだ ページ22
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次の日私はマレウス、リリア、シルバー、セベクと共に登校した。(リリアに誘われて朝行ってみるとシルバー、セベクを紹介された)
目立つったら目立つ…
先輩達とわかれてから2人でクラス分け表を見ていた。
164cmって元の世界ならあまり不自由しないがここだと背の大きい人が多いから全然見えなくセベクに頼んでしまった。
188cmってすごい…
私は前回と同じでA組。セベクはD組でお互いまたお昼休みにとそれぞれの教室に向かった。
有難いことに席は1番後ろの窓側。
嬉しすぎる…元の世界でどれだけこの席を望んだことか…
チラッと窓の外を見ると何やら知っている光景が見えた。
大勢の人がある場所を囲んで盛り上がっている。
すぐにわかった。グリムとエースの喧嘩だ。
前は目の前で見ていてハラハラしていたからあれだったが…他人事として見るととても面白い。
暫くすると学園長が来て何やら話し、解散していた。
「あ、ハートの女王の像燃やした人」
「げっ…なんで知ってんだよ」
「窓から見えるの。」
「ほら私の席窓側だからさ」と笑うとやつれた顔をしてあぁ、うんと返してきた。
「その様子じゃ学園長に怒られたみたいだね?」
「怒られなかったら逆になんだっていうんだよ…嫌味?」
「ふふっそんなつもりは無いのごめんなさいね」
そして私は「私はカンナ・シェーニャ・クローネ」と手を差し出した。
「エース・トラッポラ」
私達はよろしくと握手をした。
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作者名:ハヌル | 作成日時:2020年10月20日 7時