11 ページ12
おそ松side.
「またね、一松くん」
鈴のような凛とした声で一松に別れを告げたそいつは、ひょいとフェンスを飛び降りると奥の暗闇へ姿を消した。
「ッあいつっ...!」
未だに腹の怒りが収まらないらしいカラ松は後を追おうとまたフェンスへ走り出す。
「カラ松。やめとけ」
落ち着いた声でカラ松を制止すると、キッと俺を睨んだ。
「兄貴は、一松をこんなんにした奴を放っておくのか」
「だからっ!」
「まー、俺もそう思ったけどさぁ。」
怒鳴ろうとする一松の言葉を遮り、安心させるようにカラ松に笑いながら続ける。
「アイツ、俺らに一ミリも手ェ出してないんだぜ?」
はっとしたような皆の顔。そう、俺は手を出さずにただアイツを観察していて気づいていた。防御は徹底的にするものの、アイツからは何一つ俺らに手を出していなかった。
「それに、女の子に手を上げるなんてお兄ちゃん許さないよ?」
「「「「「「は?」」」」」」
おれの最後の言葉に、全員が訳がわからないという顔をした
.
6人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小春(プロフ) - ミリア様 いえいえとんでもない!どうもありがとうございます(^o^) (2018年12月15日 21時) (レス) id: 9bb0a4c280 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - こちらこそごめんなさい。最新頑張って下さいね! (2018年12月15日 21時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - ミリア様 こんばんは、コメントどうもありがとうございます。リクエスト、大変嬉しくありがたいのですがその漫画を知らないためそのリクエストは大変厳しいです(..)せっかくのリクエストすみません! (2018年12月15日 21時) (レス) id: 9bb0a4c280 (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - お願いあるんだけど良いですかな?ゲゲゲの鬼太郎のキャラ×メイ・チャンの恋愛短編集を作って貰いますかな?メイ・チャンは子パンダのシャオメイと一緒で長男のグリードと次男のエンヴィーの妹を設定で (2018年12月15日 21時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小春 | 作成日時:2018年12月15日 17時