検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:1,156 hit

第七夜 ページ10

とまぁ、そこは置いといて


審神者をどうやって潰すかが問題だ


なるべく流血沙汰は避けたいな……畳が汚れる
あ、外ならいいのか

連れ出す口実作るの面倒だけど



玄武とか尋なら血の流れを変えて自滅…
あ、それだと血ィ吐きそうだな

水分抜くのが妥当か

俺には出来ないけど



俺にできるのは幻術とか……

幻術で内側から壊すのもアリだけど、周りに被害出そうだよね



そう考えると、食事に何かしら混ぜるのが一番の近道……

皿が違うとはいえ、全員が同じものを食べるんだろうから”神気”が一番良いのかな



神気は、わかりやすく言えば”高濃度の霊力”

薬でも摂りすぎれば毒となるように、神気も浴びすぎれば毒となる
付喪神(つくもがみ)は一応神の(たぐい)であるため、彼らには害はない


今現在、これが最善と言えよう

これを実行に移すためには審神者にそう言わせるか、料理担当に取り入るか……

…まず、料理担当の顔を見てからかな
というか、まずいるのかな?













織「…うわっ」






とりあえず目的地が定まったので(くりや)に来てみたはいいものの、思った以上の惨状に顔をしかめる

見た目的には何も問題はないのだが……
食事を作るはずのここで何人かが殺され、審神者のためだけに食事がつくられる毎日

そんな光景が、無念が、流れ込んできた


一応神であるなら、飢え死にはしないだろうが…
受肉してしまったなら、腹が減るだろう

付喪神(つくもがみ)はまだ人間に近いんだから

第八夜→←第六夜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2020年7月5日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。