第七夜 ページ10
とまぁ、そこは置いといて
審神者をどうやって潰すかが問題だ
なるべく流血沙汰は避けたいな……畳が汚れる
あ、外ならいいのか
連れ出す口実作るの面倒だけど
玄武とか尋なら血の流れを変えて自滅…
あ、それだと血ィ吐きそうだな
水分抜くのが妥当か
俺には出来ないけど
俺にできるのは幻術とか……
幻術で内側から壊すのもアリだけど、周りに被害出そうだよね
そう考えると、食事に何かしら混ぜるのが一番の近道……
皿が違うとはいえ、全員が同じものを食べるんだろうから”神気”が一番良いのかな
神気は、わかりやすく言えば”高濃度の霊力”
薬でも摂りすぎれば毒となるように、神気も浴びすぎれば毒となる
今現在、これが最善と言えよう
これを実行に移すためには審神者にそう言わせるか、料理担当に取り入るか……
…まず、料理担当の顔を見てからかな
というか、まずいるのかな?
・
織「…うわっ」
とりあえず目的地が定まったので
見た目的には何も問題はないのだが……
食事を作るはずのここで何人かが殺され、審神者のためだけに食事がつくられる毎日
そんな光景が、無念が、流れ込んできた
一応神であるなら、飢え死にはしないだろうが…
受肉してしまったなら、腹が減るだろう
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作者名:梅 | 作成日時:2020年7月5日 16時